「王子様は死ぬのではなく、百年間眠り続けた後に目を覚ますのです」 ヴァロワ国の第三王女、オフィリアの誕生に際して、国王は『時が満ちれば、我が子達の内、最も優れた者を世継とする』と宣言した。 オフィリアは、他の王子王女に負けないように、一生懸命、ありとあらゆる努力をした。敬愛する母の宿願を叶えたい、その一心で。 高慢ちきなオフィリアは、異母兄達に忌み嫌われ、異母姉達には疎まれる。王宮一番の嫌われ者はいつもひとりぼっち。けれど、オフィリアは孤独ではない。オフィリアには、可哀想で可愛らしい、大切な弟がいるから。 『生母を喰い殺して産まれた人喰い王子』が、オフィリアを癒し、慰め、蝕んでゆく。 ※「愛憎のラプンツェル」のスピンオフになります。
更新:2023/1/7
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――銀の星が降る夜。彼は、妹を見殺しにする悪夢に魘されていた―― ホボノノ族の少女ルシカンテは、人喰いに襲われたところを嫌われ者の青年ヘンゼルと、ヘンゼルの天真爛漫な妹グレーテルに救われる。 故郷を救う為に、浮世離れした青年ギャラッシカと共にヘンゼル兄妹の厄介になることに。 期限付きの四人の共同生活は、ヘンゼルの怒鳴り声とルシカンテの悲鳴、グレーテルの笑い声とギャラッシカのずれた発言がとびかい、大混乱。 胸が弾む楽しいことや胸が張り裂ける悲しいこと。色々あって、ルシカンテとヘンゼルはだんだん、打ち解けていく。 しかし、それは―― 少女小説の要素を含むファンタジー小説です。
更新:2015/8/7
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食らい尽くしてしまいたい。 いくら憎んでも憎み足りない いくら愛しても愛し足りない あの男を。 人里離れた森の奥深くに、聳え立つ高い塔。 ラプンツェルは、そこで家族と幸せに暮らしていた。 けれど、十六歳の誕生日を迎え、彼女は地獄に引きずり込まれる。 全てを奪われたラプンツェルと 彼女のすべてを奪った王のお話。
更新:2022/5/13
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双子の天使は互いを深く愛していました。 しかし、わかり合うことは叶いません。 双子の天使は深く愛し合いながら、孤独になるのでした。
更新:2015/2/12
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十歳の誕生日プレゼントは、ずっと欲しかった白くて綺麗で賢い仔犬。でもその仔犬は、私の大嫌いな、人間の男の子だった。 こんなのいらないと、最初はそう思ったけれど、やっぱり飼うことにした。 だってこの仔犬、私の理想のペットなんだもの。私に絶対服従する。私のためならなんだってやる。 私は、この仔犬の神様なのよ。 ※7月23日より、新田 葉月様 主催の「君に捧ぐ愛の檻企画」に参加させて頂きました ※この作品には、暴力行為、残酷な描写、反社会的、非人道的な描写が多く含まれます。このような行為は犯罪です。決して真似はなさらないでください。 ※また、このお話はフィクションです。現実とは全く別物の、架空のお話です。その点をご留意頂けますよう、お願い致します。
更新:2014/9/17
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リサは不思議なことが大好き。妖精、おばけ、小人。人智を越える存在は、世界のどこかにきっといる。もし本当にいるのなら、それはなんて素敵なことでしょう。 少し夢見がちで、少し風変わりなリサは、クリスマスの日。なんと、妖精(?)に浚われてしまった! おまけに求婚されてしまった! しかしそのときの記憶が殆どない! 一年間、失踪していたリサが、いくら妖精の仕業と主張しても、周囲は誰も信じてくれない。リサの友達は、失踪する直前に出会った野良猫だけ。 「それでも、私は嘘なんかついていないんだから」 頑なになって、孤立するリサ。しかし人間が放っておいても、妖精(?)は彼女を放っておかない。 ※共通プロローグ企画参加作品です
更新:2017/11/7
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