「あなたが残るなら、果穂子は百年も千年も、永遠にまでいきませう──」 司書として働く六花はある日図書館の大机の裏にびっしりと書かれている日記を発見する。その日記の秘密を紐解くとき、ある少女の一生と、命を賭けた美しい仕掛けが動き出す。 ※第一話の挿絵は九藤 朋さんよりいただきました。
更新:2018/6/19
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今年もまた、桜の舞い散る季節がきた。 「私」は公園のベンチに腰掛けて「彼」を待っている。 律儀な私は時間前にやってきて、のんびりした彼は約束の時間にやってくる。 話すことはたくさんあったが、花を咲かせるほどの内容ではない。 それでも、それは──照れくさくて、嬉しい時間。 少し成長した彼は、やっぱり中身は変わっていなくて、そのことに安心する。 春が来て、夏が過ぎて、秋を待って、冬を越す。 そしてまた──私と彼は出会うのだろう。
更新:2016/11/29
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キリギリスが死んだ。 キリギリスの名は、岡原 健治。親友だった。 「俺をキリギリスとするなら、お前はアリだな」 高校時代、昼休みの喧騒に包まれた教室で奴は言った。 「俺は人生を夏にかけた。お前は冬を越えるために蓄えた」 高校三年の冬。窓の外では、積もりもしない雪が舞っていた。 俺たちは、俺たちの道を行こうとして、そして互いの道を見守っていた。 それぞれが幸せになるはずだったし、それは概ね外れてはいないのだろう。 だが、俺はアリで、ヤツはキリギリスだった。
更新:2013/8/28
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電車でいつも一緒になる男子が気になる自分に気がついたマカは、どこにでもいる普通の女子高生でありながら、忍《SHINOBI》の末裔であった。 マカの初恋の円満成就を阻止するべく立ち上がったのは、四天王こと家族の皆様。 はたして父、兄、妹、母をなぎ倒し、マカは気になるあの人にお付き合いを申し込むことはできるのか。
更新:2018/3/27
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『付き合ったら二日で別れる』そう男子の間に広がる話題の渦中、鴻崎・結菜。 主人公、羽知・誠也はバイトの帰り道、幼いころ母が好きな場所だと語った公園で一人風にあたる彼女と出会い、初めて会話を交わし、次第に鴻崎のことを知り、好意を寄せていく。その途中に垣間見える鴻崎の異様に惹かれていく。 けれど次第に羽知は本来の想いを自覚し、鴻崎と付き合うことに葛藤を抱く。
更新:2020/5/17
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俺の名はドラセナ・D・ラインシア。男爵の三男お気楽身分。 元公爵令嬢マーガレット。彼女の不自然さに気付いたのは婚約破棄後の彼女の言動。 そこで違和感を持った俺は彼女と二人で話すことにした。 サロンで語られた驚きの言葉、彼女の真意。 元公爵令嬢の強さ、そして怖さ。 そして、誰にも見せなかった女性らしさに段々と心が惹かれていった。 *各人物の行動には本人の思惑で動いています。もちろん、裏設定が多め。疑問や質問等ございましたら、感想でお答えします。
更新:2019/10/3
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主人公のカスミの容姿は十人並みの大学一年生。 彼氏は、男の取り柄という取り柄が服を着て歩いているような太介、大学二年生の将来医師志望。 そんな太介はカスミにベタ惚れ。 カスミに頼み込んで結婚の約束を取り付けたものの、恋や性に無知識。小学5年生レベルの知識しかないため、キスもほっぺにしただけ。 さすがにカスミのほうがして欲しいと願うものの、太介は奥手すぎてなかなかしてくれない。 そんな中、太介がめかし込んで歩いているので聞いてみると飲み会に行くらしい。 カスミ大好きな太介はカスミも連れて飲み会に行くが、そこは太介狙いの女子ばかりが出席する合コン会場であった。 ※5話完結。 ※シリーズですが、これ単体でもお楽しみ頂けます。
更新:2021/2/9
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