旧友がピアノバーを甥に譲ったと絵葉書を寄越してきたのはいつの日だったか。 しばらくして正式に演奏依頼が封書で届く。 もう、いいだろう、とレディは諾のサインを記した。 様々な思い出と共に去った故郷へ十年ぶりに戻る。 通い慣れた道は黄や黄緑の葉に覆われていた。茜色のヒールで遊びながら歩道を歩くと、やがて変わらない古びた看板が見える。 懐かしさを覚えながら緑色の手すりに手をかけた。 脳内に流れ出すメロディ。 初めてジャズを知った日の映像が鮮明に蘇り、レディはほろ苦く微笑んだ。 * 本作は遥彼方さま主催 「紅の秋」企画の参加作品です。 (C)なななん 2018
更新:2018/9/22
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現在、活動をされているWeb小説作家の方々の作品を本物語で私、古書店「ふしぎのくに」店主であるセシャトが紹介させていただく、リアルタイムハーフノンフィクション3年目です。 紹介させていただいた作品から書籍化作品がでてくれた事は大変嬉しく思います。 世の中にはとても面白いWeb小説が沢山あります。それらを一つでも多く紹介、発信していければという事で神様より生み出された私の厳選紹介小説です。 ※紹介させていただく作品や作者様には了解を取っております。 また、さまざまな方と交流し、紹介をさせていただきますので突然、これを見られている貴方、あるいは貴女へアポイントに向かうかもしれません。 さぁ、一緒にWeb小説の世界を覗き見ましょう^^
更新:2020/12/31
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過去の恋愛の失敗を未だに引きずるこじらせアラサー女子の私、仁科真知(25) そんな私のことをずっと好きだったと言う同期の宗田優くん(25) いやいや、宗田くんには私なんかより、若くて可愛い可憐ちゃん(女子力高め)の方がお似合いだよ。 なんて自らまたこじらせる残念な私。 「俺はずっと好きだけど?」 「仁科の返事を待ってるんだよね」 宗田くんのまっすぐな瞳に耐えきれなくて逃げ出してしまった。 これ以上こじらせたくないから、神様どうか私に勇気をください。 ******************* この作品は、ベリーズカフェにも掲載しています。
更新:2018/10/24
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同じ高校生だった幼なじみの奈留が、十歳くらいになって現れた。 いきなり身体が小さくなってしまったという奈留を、家でかくまうことになったが、奈留の身体の変化は止められず……
更新:2019/1/11
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お父さんは自分が魔法少女だと告白した。私は頭が悪いからそれを信じるしかなかったのだが、翌日からもいろんな人から奇妙な告白は立て続けに起き・・・。(カクヨムとの重複投稿)
更新:2016/11/22
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空から落ちてきた女の子を助けたら両手首を負傷した。ココアの一杯も自力で飲めないぽんこつ主人公に同じ学校の後輩である双子兄妹が提案した。 「治るまで、俺があなたの右手になります」 「じゃあ、私が左手」 そんな見目の良い右手と左手は要らない。
更新:2018/5/16
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大人しい性格の女子高校生アヤは、同級生の頼みを断れず、怖い噂ばかりが囁かれる廃遊園地をひとりで訪れることになった。 彼女の目的地はミラーハウス。出てきた者はまるで別人のように性格が変わるという噂がある場所だ。 恐る恐る足を踏み入れたアヤがその中で出会ったのは……ひとりの美しい少女だった。 小説家になろう公式企画『夏のホラー2017 悪夢の遊園地へようこそ!』に参加させていただきました。
更新:2017/7/30
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29歳の絵美、綾香、麻巳子、の3人は、街コンに参加することになりました。 彼氏いない歴=年齢のおくての絵美、のんびり屋の綾香、仕事に燃える麻巳子、 3人の恋愛模様を描いていきます。 それぞれの幸せの形を楽しんでみてくださいな。 最初は29歳のこの歳まで一度も男性とお付き合いをしたことがないという保母の絵美のお話です。 絵美が選んだ相手はどんな人だったんでしょうか…? ※ この話は、短編「春の日は暖かな風と共に」からのスピンオフです。 ※ この作品はアルファポリスにも転記掲載しています。
更新:2017/3/1
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