「メレディス! お前の性根の悪さには愛想が尽きた! 婚約も破棄する!!」 貴族の子女が通う学園の卒業パーティの最中、突然声を上げたのはこの王国の第二王子、スチュアート。隣には男爵令嬢のドリスを連れている。 友人達との別れを惜しむ歓談を途中で遮られ、名指しをされたのは侯爵令嬢のメレディス。スチュアートの婚約者である。 一瞬の間の後、メレディスはスチュアートに向き直り、礼を取る。 「………かしこまりました。父へ報告致しますので、詳しい理由をお伺いしてもよろしいですか?」 ※前作とは一切関連はありません。メインタイトルが同じなだけのオムニバスと思っていただければと思います。
更新:2020/10/12
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侯爵令嬢のメリア・ヴァルジーは追い詰められていた。 母や弟から、王室主催のパーティで誰でもいいからダンスを踊ってこいと言われていた。 それは交友関係を広げ、ゆくゆくは結婚を前提とするためだったのだが……そもそもメリアは結婚する気などさらさらなかった。 しかし弟に尻を叩かれ、メリアは半ば無理矢理ダンスを誘いに行かされて、 (……ちくしょー、ええい、ままよ! だれでもいいから声かけてしまえ!!) 目をつむったままヤケクソ気味に出した手が、メリアの運命を決定づけた。 これは、平凡な侯爵令嬢メリアが、平凡な男と恋に落ちる、平凡な物語である。
更新:2021/6/26
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社交界で囁かれるオリヴィア・パチル嬢の噂は良くないものばかりだ。実際、彼女はいつも怒ったように眉を吊り上げ、きつい声で、棘のある台詞を吐く。彼女が暮らすお屋敷からは毎日毎日、使用人を叱り飛ばす大声が聞こえてくるのだ。 このままでは嫁ぎ先が見つからないと焦るのは、本人ではなく父親だった。気が強いゆえに、トラブルばかり引き寄せる困った子だが、娘は可愛いもの。とにかく縁談を組んでやらねばと、父親は手当たり次第やけくそに婚約を申し込む。玉砕が続いていたオリヴィアの婚約者探しであるが、ついに色良い返事がかえってくる。だがしかし、その相手はなんと社交界を時めく”稀代の美青年”であった───!
更新:2021/3/29
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アイリーン・コンラッド侯爵令嬢はウィリアム・シンフォニア公爵令息から婚約破棄を宣言される。 ウィリアムの側には男爵家に引き取られた元平民の少女、ジュリア・オデットの姿が。 アイリーンは婚約破棄を喜ぶが、直ぐに逃げなければいけない事情があった。あの男に知られる前に逃げないと心が乱される。 婚約破棄で気づいた幼い恋心。
更新:2020/8/4
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音楽の都と言われる小国の侯爵令嬢であるルチアは、ある日いきなり婚約者から婚約の解消を求められる。そこに最近数々の国を飲み込んで国土を広げ続けているルミエール王国国王からの縁談が舞い込んで。
更新:2020/11/7
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侯爵令嬢のスピカ・ミアプラは第三王子のシリウス・アンタレスと婚約している。 世の中の物語にすれ違いや勘違いが多いことから、自分たちはそんなことにならないようにと様々な対策を考えていく。 もうすぐ学園を卒業するというときに転入生がやってきて…。
更新:2019/12/12
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姉が事故で死んで3年。姉の婚約者との婚約が決まった。 姉の婚約者は愛人がいる。学生の頃からの付き合いらしいが、8歳年下のわたしには全く知らない男だ。そう、彼の愛人は男なのだ。当然、侯爵家の跡取りを産むことはできない。 だからわたしが姉の代わりに婚約す羽目になったのだが……こんな姉をぞんざいに扱った男、冗談じゃないわ。でも両家の家の状況からすると、最終的には結婚するしかない。だったら、条件を付けて結婚したらいいじゃない! この2人に苦難を乗り越えた真実の愛というものを見せてもらおうじゃないの。 わたしのちょっとした嫌がらせ……ううん、復讐をご覧あれ。 ※すみません。ちょっとした嫌がらせに非常に近い復讐です。がっちり復讐ではないので、期待している方はご注意を。
更新:2017/12/15
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