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作:栢瀬千秋(旧:火跡夜隊)

異世界冒険譚~不遇属性の魔術師《コードマスター》~

階段から転落死した俺は、気付いたら【エルムンド・ノヴァ】という世界に転生していた。 だが、転生したからといって好遇になるはずもなく、逆に不遇なものを持って生まれ、生きる羽目になった。 それは、不遇な属性――【白】。 魔法適性というのが大きな意味を持つ世界で、俺は不遇だった。 両親の愛は疑っていない、親族も優しかった。だが、周りはそうもいかず、哀れむような目線が突き刺さる。 例え剣に強かろうが、俺の立ち位置において魔法は絶対必要な条件。 【白】なんて以ての外と言われるくらいなら、魔法適性がない方がマシ。 家を捨て、俺は1人で生きていくつもりだった。 自由に、冒険しながら一生を終えるだろうと考えていた。 そう思っていたのだが。 「お主、妾の後継者になれ」 俺はダンジョンのトラップによって転落した先で、とある存在と出会う。 「後継者」という言葉に惹かれ、俺はその存在と活動を共にすることにした。 さて、その結果は…… 「【魔術】を受け継ぐ者よ、強くなれ」 自分に眠る本当の力と共に、予想以上のランクアップを遂げ、さらにはドラゴン騒動に巻き込まれて。 気付けば貴族に気に入られて、依頼を受けてはまた巻き込まれるという、悪循環。 でも、それだけではなかった。 王国に忍び寄る影、存在を知られていなかった連中の暗躍。 そして…… 異世界に転生し、不遇な属性【白】の「真実」を知った時。 そして、世界の真実にたどり着いた時。 俺は【白】の意味を理解し、そして己の存在理由を知った。 不遇属性を手に入れた転生者が、冒険したりしつつ必死に日常を生きていく。 そんな、普通のファンタジー。 ……だったはず。 ※カクヨム、ツギクル、アルファポリスでも公開しています。

更新:2022/1/9

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作:中村はちす

甘田花太郎の備忘録と! 冒険と!! ~限りなく異世界転生っぽいけど異世界転生じゃない異世界転生ファンタジー(空気になるよ)~

何があっても揺るがなかった感情を笑い飛ばして、最後に泣いてみる生命賛歌。  バツイチ一人暮らしの甘田花太郎が住むアパートに、竜と宇宙飛行士が訪ねてきます。竜は宇宙エレベーターの最上部にある異世界の入り口からやってきた異世界人。アッチはドワーフとかエルフも住んでて魔法が存在する突拍子もない世界。  花太郎は、異世界の言葉が無学習でも理解できる”トーカー”という能力を持っていると告げられ、金一封で検査に協力するようにお願いされてこれを快諾。 検査の日、不慮の事故で三億年くらい別次元に飛ばされて”ボケら~”と過ごすハメになるSFファンタジー。 甘田花太郎が、出会った仲間達(人や生物)と『再会』し、仲間達を振り回し、振り回され、彼のちっぽけな夢の一つが叶うまでの物語です。 第一章は甘田花太郎が出会った異世界の住人や、異世界にまつわるロマンを花太郎が記録した【備忘録兼、日記を読み進める】という形式で物語が展開します。 一章が丸々プロローグ……です 第二章以降は、花太郎が出会った異世界の住人達と、弱肉強食の世界で大冒険します。空気になります。

更新:2018/4/17

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作:レブナント

マジックナイト・ストーリー 魔法剣闘士と盗賊フェアリーの放浪英雄譚

第一章 赤猫旅団(完結)  王国の軍隊ですら手が出せない姉御首領と女幹部の率いる凶悪で巨大な旅団「赤猫旅団」が存在した。  強盗、殺人、詐欺、脅迫。  悪の限りを尽くすが、この世界では彼女たちが法律である。  ギルドメンバー達を眼の前で蹂躙されても震える事しか出来なかった見習い少年魔法剣士スヴェン。  スヴェンは街の厄介者で悪名高き盗賊フェアリー・リンに見守られながら世界の最高峰の戦闘技術を持つモンク達の集う街へと向かう。  そして長旅の末に最強の魔法剣闘士へと変貌を遂げ、人々の願いを背に赤猫旅団へと立ち向かう。   右手に銀のハルバード、左手に魔法、頭にウィザードハットを被った魔法剣闘士スヴェンは運命の潮流に流されてゆく。 第二章 不死の帝国とレリック探索隊  突如出現したアンデッド勢力と地獄の悪魔の勢力。  その力は人類を超越し、もはや正面からの戦いで勝つことはかなわず、王国の都市は次々と陥落していった。  王が最後に賭けたのは、神話に伝わる伝説のレリック。  その探索の任に当たるのはトレジャーハンター・アモイとスヴェンとリン、そして交易商人のイヴァリスであった。  人類の存亡を賭けた戦いの鍵を握るのは、各地に伝わるおとぎ話、もとい、人類の太古の記憶。  スヴェン達はおっちょこちょいなアモイに振り回されながらもトレジャーハントを繰り返す。

更新:2021/8/9

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作:彼岸堂

金獅子のビルギット

 有史以前より、人の住まう世界【玄界(アーシア)】には、この世ならざる世界【異界(ヘラ)】へと続く【迷宮】が多く存在していた。  迷宮は、山に谷に、草原に海に、空に、地の底に、突如現れては、幻のように消えゆくのを繰り返し、人の世界に常に在り続けていた。  人間は、迷宮に蔓延る【真魔(ダァクス)】の存在を知りながらも、そこに眠るまだ見ぬ財宝や技術、あるいは世界の真理を求め、今なお迷宮と強く結びつき、歴史を紡いできた。  天暦1312年。 「【真魔】無くして理術無く、【迷宮】無くして国家無し」  その至言を大賢者シグオンが遺してから、およそ千年。  国家間の水面下での闘争。  理術の発展。  迷宮の危険性と利益の管理。  増大する人間の欲望。  【精霊(ルフト)】、【妖魔(ネム)】、そして【真魔(ダァクス)】の存在。  目まぐるしく動き、全てが絡み合い、変化しつつある世界。その中で。  様々な目的を以て【迷宮】に挑む【探宮者】だけは、不変であった。  その探宮者の一人である彼女、ビルギットの物語は、常にここから語られる。

更新:2015/9/22

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