舞台は北海道の最南端。歴史の深い街、函館。 巳扇(みおうぎ)は幼い頃に目の前で母を亡くし、心のどこかでそれを信じられずに生きてきた。床に伏せていた父も亡くなり、失意の中で虚無感と孤独感に苛まれる。 そんな彼に幼馴染の峰時まり子がいう――「あたしが、いるじゃない」 巳扇に芽生える恋心と、彼らを取り巻く怪異の影。そして幽かに記憶に残る、母の面影。目まぐるしく廻る世界の喧騒の中から彼らはそっと離れていく。 ――僕はあの日気付くべきだった。君を理解しようとして、君から目を背けてしまった。解ってしまうのが怖かったんだ、誰よりも君のことを愛しているのに。 青年の葛藤と、仄暗い怪異。四章から成る青春の物語。
更新:2012/4/22
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
僕は白藤梨香に一目惚れをした。 必死に彼女を口説き落とし、ついに交際を開始するが、彼女のルームメイトの田中友子に交際の邪魔されるようになる。梨香は友子のことを「朝も夜も優しい良い子」というが……。
更新:2014/4/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
ユニットバスにお湯をはり、くつろぐために無理やり体を沈めた私。次の瞬間には全く知らない場所の知らないベッドの上で、知らない男の隣に座っていた。
更新:2012/4/20
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
私の心は冷え切っていた。だから、探していたのだ。この無感情な心を動かしてくれる何かを、きっかけを……
更新:2014/4/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
ウェーイは激怒した。 留年通知が送られてきた。 必ず、かの冷血無慈悲の教授を除かねばならぬと決意した。 ウェーイには大学の勉強がわからぬ。 ウェーイは、大学の一年生である。 キノコみたいな髪型で、茶髪で、だっせえ黒縁眼鏡をかけ、黒いバックパックを背負い、ユニクロのパンツと、灰色のチェスターコートに身を包んで暮らしてきた。 けれども留年に対しては、人一倍に敏感であった。 大学にはびこる「ウェーイ」の冒険譚。
更新:2015/12/30
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
あのクリスマスがまたやってくる!?聖夜の固い決意?九王沢さんと二度目のクリスマスデート、二人で行ったのはラブホテル!?最後の一線は最難関?『九王沢さんに誰も突っ込めない』第三弾は過ぎ去った恋人たちのクリスマスを偲ぶ特別編でお送りします!
更新:2015/12/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
小説家が持つ、情景を描写する表現力には感嘆させられる。細やかで情感豊かな表現によって、我々はその世界に入り込むことができる。しかし、それは読者を惹き付けるための一つの手段に過ぎない。 私にはその表現力も経験もない。ならば私に可能な手段で読者を惹き付けることはできないだろうか。 例えば音楽を聴くように。ただ、リズムと発音の美しさを。
更新:2010/3/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
あれから2年。 博士課程に進んだ京子が、 またしても巻き込まれてしまった連続殺人事件。 高校時代のクラスメイトを殺害したのは誰なのか? 京子が再び、難事件に挑む! 注)シリーズ第1弾「手向け花」(2003年8月・文芸社より出版)のネタバレ部分を含んでいます。 シリーズという性質上、よろしくご了承下さい。 ※2002年3月6日から2002年10月16日まで「MIDUKI'S ROOM」にて連載された作品です。
更新:2015/12/16
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
深夜のコンビニでバイトをしている「俺」と常連らしきオネーチャンの話。 『冬の童話祭2016』参加作品です。 ※カクヨム、アルファポリスでも公開中※
更新:2015/12/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。