ぴちゃり、ぴちゃり、汚染された液体が、独房の中に音を立てて落ちていく。この独房には光が入らないせいで、その液体の色は分からないが、決して向こうが透き通って見える透明ではないことは分かっていた。何もすることがない私は部屋の隅で、天井から滴り落ちてくる黒に近い何かを目で追い続ける。
更新:2010/7/16
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手足のない姫と顔を持たぬ従者。 とある山あいの小国を舞台に、ふたりの異形が密かに育んだ小さな物語。 ”Ather's Plot Plan 2”参加作であり、拙サイト「夜咄」でも同じ作品を公開中です。 企画についての詳細はバナーのリンク先をご覧下さい。
更新:2014/12/11
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「ザ・ライアー」より2年後、大学を卒業した雅子はルスツでの事件の功績と能力からシンバラ社緊急特務科に就職し、事務担当として頑張っていた。そしてそんな彼女に、ある日突然出動要請がかかる。時を同じくしてシンバラ社によって極秘に保護されていた、ある恐ろしい秘密を持った少年・小山涼也がテロ組織「人禍」機関員によって誘拐されてしまう…。
更新:2009/9/23
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『インコーニタの氾濫』 それは世界各所で突然発生する災害。 突如として地面から混沌が湧き出し、周囲にあるもの全てを呑み込み、崩壊と構築が行われる悪夢。 少年は氾濫に巻き込まれ……その身を非力な少女へと変えた。 注意:本作には人を選ぶ描写が数多く存在します。苦手だと感じられた方は無理をせずにブラウザバックしましょう。
更新:2018/3/11
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僕、成宮晃(なりみやあきら)は、物心ついたときから九死に一生を得るのが普通という生活を送ってきた。どんな危ない目に遭っても、僕は必ず生き延びる。無傷で。 その理由は、生まれた時から側にいる異形の守護者。《彼》が僕を護ってくれるから、僕は死なない。 ……けれど《彼》は、どうして僕を護るのだろう。側にいるのだろう。その理由が知りたいのに、《彼》は決して、教えてくれないのだ。 ※なろう、カクヨムに掲載中。 ※第三回書き出し祭り参加作品
更新:2018/10/7
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小さな洋食屋で働く彼女は、海で足を滑らせて波に飲まれ異世界へと辿り着く。そこで彼女を助けてくれたのは小さな入り江の洞窟に住む下半身が蛇の異形と、街から来る翼を持つ少女だった。見たこともない異形たちに怯える彼女が、美味しい料理で居場所と異形連中の胃袋を掴もうとじたばたするお話。
更新:2017/1/5
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生まれながらに遺伝子疾患を抱える祠堂虎次郎(しどうとらじろう)。 両親の死をきっかけに、ナノマシンを開発し、本格的な治療を目指す。 設計したナノマシンは第七世代にも及んだ。 遺伝子の治療が進む最中、虎次郎は唐突として脱線。人間の限界に挑み始める。 そして唐突に迷い込んだアナザー・ワールド。 魔法のある不思議な世界を、異界の知識と最先端の技術で渡り歩いていく。
更新:2013/8/1
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醜く邪悪な魔王が戯れに人間の姫君を名ばかりの妻、実質の生贄として求めるが、姫君の可愛さにノックアウトされ溺愛に目覚める話。
更新:2016/11/30
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