唐棣(はねず)家の庭に植えられた一本の藤が「鬼憑き」と呼ばれているわけは、枯れることなく年中花を咲かせることと、藤の下に緋色の目をした鬼がいると噂されているからだ。 けれども一人娘の薄紅(うすべに)が藤に癒やされ病を克服した為、当主の蘇芳(すおう)も藤を無下に扱うことは出来ないでいた。 薄紅の前にだけ現れる鬼。藤の香に誘われてよみがえる、薄紅の知らない記憶の断片。薄紅に持ち上がった縁談話と、鬼に対する確かな恋慕。 やがて記憶は藤の香に引き戻され、薄紅は鬼が誰なのかを知る。 1ページ1300~1500文字で綴った短編です。 Twitter企画・第3回いっくん大賞にて「シナリオ構築部門」と「佳作」に選んで頂きました。 © 2020 月音
更新:2020/7/15
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川の主が死んだの続編!? 八百万の神々が集まる出雲の地へ、ヒトに化けた川風の鬼神と共に少女は旅立つ──
更新:2021/10/30
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今日も嫌な一日が過ぎた。学校では独り、親からも愛されない。こんな世界嫌だな……。そう考ていたら寝ていた。目が覚めると、何か違和感を感じた。頭は重いし、ここは俺の部屋じゃない。俺は近くにあった鏡を見た。そこには『鬼』が映っていた。……え? 鬼……? もしかして……転生した……!? 俺はそのまま学校に行くと、みんなが俺のことを引いてくる。最終的に……
更新:2024/4/19
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俺の名前は大山宇治、酒好きで少し多趣味な平会社員だったのだが、ある日疲れ切った身体でそのまま寝て目覚めると見知らぬ森林の奥地で居て、しかも頭から鋭い二本の角が生えた巨漢の女に転生していたようである、一体俺はこの先どう生きて行けば良いだ??。 と言った小説です。基本気ままに書きながら時々まとめて投稿していきますので、不定期投稿です。 ハーメルンでも投稿し始めました、向こうでも同じ名前なので、すぐに分かると思います。
更新:2024/3/4
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――四月一日。エイプリルフール。 “マンホールは異世界に繋がる魔法陣” 誰かがそんな大ボラを吹いた。 もちろん、信じる者は居ないし、誰もが笑う。 「そんな嘘に引っかかる奴いるのかよ」 と。 しかし、それは嘘ではなかった。 実はこの世界には異世界へと繋がるマンホール型の魔法陣が存在していた。 大森一馬は大堂学園に通う高校一年生。入学式当日、とある理由で遅刻した彼は、学園の塀を乗り越え様として落下。その時、丁度落ちた場所にマンホールが存在していた。 だが、それはただのマンホールではなく、異世界へと繋がる魔法陣だった!! 現在、月一更新……申し訳ありません。
更新:2024/1/13
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どこにでもいる普通の大学生、如月 享也は見ず知らずの爺さんにペットボトル一本のスポーツドリンクを一気飲みするだけのゲームを持ちかけられた。彼がそのゲームを受けると、いつの間にか鬼の少女に姿が変わり見ず知らずの場所に拘束されてしまう。これは彼……いや、彼女が平穏を守るだけの、ただそれだけの戦い
更新:2023/10/6
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「まるで向日葵の花の様ね。」幼かった五鬼にそう言ったのは、嘗て人間であった母だった。鬼の住む鬼界には界渡りの門を潜り人の世に渡って伴侶を得る妻問いの風習があった。母はそうやって鬼界に来た女だ。「向日葵は太陽が大好きで、太陽がいる方をずっと追いかけて咲いてるの。」鬼界には、向日葵の花は存在しなかったが、その日から、五鬼にとって向日葵は特別な花になっていた。幼馴染の少年の、まるでお陽様みたいな黄金色の髪を五鬼は追い掛ける。それは当たり前の事だ。だって、向日葵は太陽が大好きなのだから―…いつも一緒に遊んだ大好きな幼馴染、けれど、年頃になったある日、彼は五鬼では無い人を迎える為に界渡りの門を潜ると言った…*本編完結済。たまに番外編やってます。番外編はいちゃいちゃしてます。
更新:2023/1/2
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『籠姫』―――――それは鬼が人を支配する世界で、王である鬼にだけ許される人の子の姫。喰うも良し、妾にするもよし、暇つぶしにするもよし…王である鬼は気にいった人の娘を王の間にある金色の籠に捕え、好き勝手に扱うことができる、というのがこの世界のならわし。捕えられたが最後、待っているは地獄…そんな世界の中で、捕えられた娘は何を思う?
更新:2013/6/11
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