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作者:五月雨

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作:五月雨輝

飛龍の皇子リューシス

そこは翼龍に乗った兵が空を翔け、空を飛ぶ猫が人語を喋り、天法術と言う人智を超えた能力が存在する世界―― その大陸は、幾つかの国家に分裂し、互いに抗争を繰り広げていた。 公歴1125年の秋、ローヤン帝国の要衝の地、ワイシャン城は、わずかな兵数しかない中、ガルシャワ帝国の大軍に包囲されていた。 そこへ、ローヤンからの援軍として第一皇子リューシスが差し向けられる。 だが、援軍の数はたった五千人、そして率いる将、第一皇子リューシスも、その素行の悪さと無気力ぶりから、宮中はおろか国民からも「馬鹿皇子」と蔑まれていた。 しかし、リューシスは秘策を思いつく。 果たしてリューシスは三倍の敵に打ち勝つことができるのか。 三国志のような戦記物に、龍や魔法と言ったファンタジー要素を取り入れた異世界幻想戦記。 全四回の短編、空いた時間に気軽に読めます。 面白ければ評価などしてくださると励みになりますので宜しくお願いします。 「紅き龍棲の玉座」の前日譚に当たります。 これで興味を持たれたら、是非とも本編「紅き龍棲の玉座」もお読みください。

更新:2016/10/28

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