体調を崩した一人暮らしの祖母を見舞うために数年ぶりに訪れた田舎の町は、海も山もそこに住まう人々も記憶の中にあったままに存在し続けていた。 祖母は思いの外に健勝な様子ではあったが、夏休みに入ったばかりで取り立てた予定もなかった私は、そのまま田舎の町に数日ほど滞在することに決めた。 翌日になり、幼かったかつてに足繁く通った海へと足を運んだ私は、日の傾きかけた海岸で思いもよらない人物との再会を果たす。 その相手とは中学一年の夏に出会い、やがて恋をし、そしてもう二度と会えないはずだった少女だった。 人生とは斯くも残酷であり、だがそれ故に美しい。 ※この作品は小説投稿サイト「カクヨム」さん「アルファポリス」さんにも投稿しています※
更新:2023/7/19
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どこかの世界の、どこかの片隅。ある日、ある時彼は拾いものをした。『赤子』という、未知の拾いものを。 ◆代わり映えのない日々を過ごすはずだった『俺』と『ジィ』が、『ちまいの』と呼ばれるようになる赤子を拾って育てていくその断片を綴ったおはなし。 とある短編賞に応募したものに改行等加えたものです。 ※7/21 あったかもしれないいつかの話追加。記念日とかそんな意識があるはずもなかった。
更新:2022/11/9
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代々『癒し』の力を持つ聖女を輩出するベリテ家のメア・ベリテは、次期聖女と目され王太子と婚約していたが、聖女の力を覚醒させる儀式で聖女の印が発現せず、聖女失格の烙印を押されてしまう。そのうえ、双子の妹が聖女の印を発現させたため、婚約を破棄され、修道院へと送られることとなる。 しかし、その道中で、大国ノーデの王子が「僕のところに来なよ。――まあ、嫌と言っても連れて行くんだけどね」とメアを攫い――。 ※『◆序』のみメア(主人公)の一人称。それ以外は三人称で進みます。
更新:2023/11/17
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幼馴染の真名に彼氏が出来た。喜ばしい事のはずなのに素直に喜べない僕がいた。 真名の事は素直に祝福したいし、彼氏の徹は僕の親友でいい奴なのは太鼓判を押せる。 それに僕が好きなのは真名じゃなくて『真帆』だ。 幼い頃の虐待で解離性同一障害、いわゆる多重人格症を発症した真名の中に存在する副人格の『真帆』だ。 僕は男性恐怖症でもある真名に彼氏が出来るとは考えておらずに油断していたのだ。 彼氏が出来たとすると今までの距離感を保つのは難しいだろう。 真名の中の副人格の彼女たちとも会う機会が減ってしまう。その事実が僕の気持ちを暗くさせるのだ。
更新:2023/10/22
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「それで助けてくれたんだよね!」 彼女ははつらつとしてそういうが、違うんだ。 俺は偶々彼女がナンパされている現場に出会い、四苦八苦しながら運よく撃退に成功しただけなんだ。 だけど友達になった君のためなら、俺は何でも手助けするよ。 これまでは親しくなかったからそうじゃなかったけど、これからは違う。 これは交流を通して、次第にお互いに成長していく物語。
更新:2023/6/23
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何故だかわからないけれども前世の記憶を持ったまま二次元っぽい世界で第二の人生を送ることになった平凡顔二次元ラブな女子と、同じく何故かは不明だが前世の記憶を持ったまま二次元っぽい世界で第二の人生を送ることになった平凡系二次元愛な男子が、リアル乙女ゲーもギャルゲーもないわーマジないわー(´・ω・`)ってする話。の番外とか小ネタ集とか。本編よりぐだぐだ度高し。時々ただのリア充爆発しろ案件。 ◆1/18 二次元みたいな世界の人達の声について話している彼女と彼の話を追加。
更新:2023/8/26
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