「夜が暗いのは、世界が大きな天蓋に覆われているからよ。月はね、天蓋に空いた小さな穴なの」 人生に疲れた僕は、生きる場所を求めていた。 人生を渇望する君は、死ぬ場所を求めていた。 人生に対する思いも、求めるものも、真逆の僕たちは出会う。 幾重の矛盾を抱えた真逆の僕たちは出会い、同じ場所を目指す。 「天蓋の向こうには、シャングリラが広がっているの。穴から差し込む光は、シャングリラの光よ」 天蓋に空いた小さな穴、そこから差し込む光の場所――シャングリラへ。
更新:2019/12/23
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(pixivで開催していた『第2回百合文芸小説コンテスト』参加作品です) 『言の葉を重ね合っては書き留めたいつしか詞は恋文になる』 短歌を詠む少女が、バンドでラブソングを書く話。 創作百合×バンド×短歌の小説です。 (登場人物と、イメージの短歌) 弓田 詩乃 (Bs.)『便せんに書き連ねては至る先 想いを乗せて歌えよ歌え』 矢坂 歌奈 (Gt./Vo.) 『太陽を木の葉で隠し見る光 近く遠くで共に見ている』 松下 杏子 (Key.) 『木漏れ日に仲間を見つけ上着かけ 眠るふたりの涙を拭う』 柿崎 遥香 (Drs.) 『ひた走る仲間と肩を組み進め 共に咲かせよ向日葵の花』 ???(元Bs.) 『遠くから月明りこそ照らせども その光こそあなたのもので』
更新:2020/3/22
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三億円の入ったかばん。 ポジティブすぎるペンションオーナー。 天狗になりそこねた映写。 地上最強の女。 シマウマを飼うアイス屋店員。 役者はそろった。 映画祭の準備は嬉々としてすすむ。 ※実話を基にしたでたらめ話※
更新:2018/5/29
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池原悦弥は、小学時代に担任教師から受けた度重なる体罰により、それまでの気勢を失った。 大学生となった今では起伏に乏しい生活を送っており、せっかく入った第一志望の大学でこれといった手ごたえなく一年目を終える。 そんな中、二年目に入ってフランス語の授業で出会った光蟲冬茂は、巷の爽やかな学生たちとは一線を画する独特な性格の男だった。 光蟲との交流や、囲碁部および茶道部の活動を通じて、悦弥の生活は徐々に色付いていく。 作者の実体験を脚色して描いた、リアリティの強い長編小説。
更新:2020/3/16
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自分が書いていて楽しかったのですが、これっていいことなのかしら。 とにかくメリークリスマス。
更新:2019/12/25
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僕の名は月ノ下真守。都内の私立高校に通う高校二年生だ。 ある日、美術室の掃除当番をさせられたあと、室内に展示されていた石膏像がなくなっていることがわかった。 生活指導の先生は僕と一緒に当番をしていた友人の明彦を犯人扱いしている。 僕らは何とかして真犯人を探し出そうと動き出したのだけれど、他に美術室に出入りしていた人間は誰もいないことが判って……。 ※2019年10月に第一章と第二章を一部改訂しました。 そのため、それ以前に投稿された応援コメントと内容が一致しない部分があります。
更新:2018/6/29
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南国の太陽の照りつける市場。盗みの嫌疑で捕まった少女ふたりを警官から救ったのは、絶世の美女だった。彼女は、娼館の女王で、麻薬カルテルの若きボスの愛人。気が強くて、自由で、情が深くて、欲が薄く、気まぐれで無邪気。 二大カルテルが覇権を争うなか、苦学生との出会いから、女たちの運命が回りはじめる―― カリブの美しい海と空と街、カルテル間の抗争を背景に奏でられる、甘美で危険な愛と暴力の物語。 ※この物語では、非合法、反社会的、人倫に悖る行為が描写されることがありますが、それらを容認・推奨することを意図するものではありません。
更新:2021/1/30
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