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作:一理

令嬢リプカと六人の百合王子様。~妹との関係を巡る政略結婚のはずが……そこにあったのは、例えるなら夜明けみたいに鮮やかな、夢に見た景色でした~《第10回、11回ネット小説大賞 一次選考通過作品》

「貴方の魔王を呼び覚ますために六人の王子が集まった。  六人の王子は貴方に、必要不可欠であるそれぞれを手渡すであろう。  貴方はそれを、各々の王子と向かい合ったそのときに受け取る。  第一王子《クララ》は愛を。  第二王子《ティアドラ》は芯を。  第三王子《クイン》は姿を。  第四王子《ビビ》は知を。  第六王子《セラフィ》は機を。  第五王子《アズナメルトゥ》はそれら少しずつの全てと、自信を――それぞれ、貴方に与え渡す――」  これが何の物語かと言えば、一人の少女がその運命を歩む物語であるのだろう。  それにあたって婚約者候補として選出された六人の王子が事《こと》に深く関わってくるのだが、その本筋が恋愛騒動であったかと言われれば、それは首を傾げてしまうところだ。だって、少なくとも、王子たちの六人中二人は、確実に恋愛感情とは無縁のところにいたのだから。婚約者候補なのに。  様々を経て後々に事情が変わってくることはあっても、それは恋愛感情からは遠い位置で感情を交わした、互いを想う繋がりであるということもある。  そういう意味では、少女が婚約者候補の王子六人と親密に関わり、一人一人のその人を見ながら運命の道を拓いていく、ヒューマンドラマと言ったほうがいいかもしれない。  一人一人と向き合い、その度に世界が開かれてゆく、そんなお話。  事の始まりは、落ちこぼれの姉の、神速の婚約破棄。  そして、帝王であることを宿命付けられた妹の躍動、その二つ。  それは大陸中を巻き込む運命開演のブザーであった。        ――そういえば、一つ。  婚約者候補である六人の王子は、全員、同性の女性である。 「だからどうということもない」事だが、一応のこと、それを明記しておく。  ただ――この場合の「だからどうということもない」という一声《ひとこえ》。  もしその文面に、反感や違和感、否定の意見を抱いた方がいれば、少女の歩む道を、共に辿ってみてほしい。  きっと、それがどれだけ信じるに易い関係であるかを知れるから。 《第10回ネット小説大賞、一次選考通過作品》 《第8回カクヨムWeb小説コンテスト、中間選考通過》 《第11回ネット小説大賞、一次選考通過作品》 *カクヨム、pixivで同時掲載。

更新:2024/5/7

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作:水樹

メビウスの分岐点♾ 〜浮遊霊は女子高生に拾われ、やがて式神になる〜

【背景】  舞台は近未来。約100年前に宇宙から太陽が数秒間消えた『常闇の数秒』の後、世界中を浮遊する霊が可視化され、誰でも、どこでも、何時でも霊は視えるし、触れることが可能となった。  それに伴い、法令『メビウスの理』により、霊の成仏を第一に考えて人間は行動するという新たなイデオロギーが確立される。 (以下、メビウスの理を抜粋)  ①現世の浮遊霊を浄化するプロセスと期間が存在する  ②人間と霊の恋愛は禁止されている 【世界観】  科学の叡智が根付き、空間転移を筆頭に人々が豊かに生活できる世界。しかし、闇に蔓延る『死霊』という悪霊の存在が、様々な怪奇事件を巻き起こしていた。  そこで、政府は警察組織の中に霊特殊捜査部・霊能犯係と呼ばれる霊専門部隊を設立。  社会の根幹を揺るがす絶対悪のS級死霊。霊能犯係の上級霊能官。そして、全てが謎に満ちている、古から続く対霊魔の最強家系――霊道御三家。  その三つの勢力が睨み合い、辛うじて平和を保っている世界だった。 【あらすじ】  現世に降り立ったのは記憶喪失の浮遊霊。彼は彷徨いながらも、とある女子高生と出会い、そして拾われる。  笑顔は明るく、陽気な彼女。しかし、そんな彼女には隠された秘密があった。男の除霊が決行されるまでの数日間、彼女が抱いている秘密と向き合い、お互いの存在理由と生きる意味を突き詰めていく。  そして、二人はある決断を迫られる……  互いの心が結ばれる時、未来の運命は激動する。過去と未来で広がる異能バトルファンタジー!  闇深ヒロイン、金髪ロリっ娘、変態娘、アラサ―巨乳廃人、何でも御座れ! ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、好きなモノ全部乗せです。  良かったら感想や評価のほど、宜しくお願い致します(。•ㅅ•。) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ※この物語はフィクションです。登場人物・地名・名称等は架空であり、実在とは関係ありません。

更新:2020/2/21

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