トイレの歴史は長い。しかし我々が用を足せるレベルのものはごく最近まで無かった。 トイレットペーパーを使うまで、うんこが窓から投げ捨てられなくなるまで、そして消臭出来るまでには途方もない時間と技術発展が必要だった。 ありとあらゆる手間暇と不足がうんこ投擲に走らせて病原菌を拡散させ、或いは肥料に混ぜ込んで寄生虫を蔓延らせた。 近世になってビデ機能とレバーを引っ張って流すトイレが生まれ、近代のアメリカで漸くうんこの不衛生さが知られ、現代日本で暖かい便座が生まれた。 その一方でトイレの発明よりも遥か昔から続く野グソの伝統は我々(特に登山家)に受け継がれている。
更新:2019/6/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
平凡な高校生、三国 志朗。 登校中に謎の霧に包まれた彼は、気がつくと三国時代にいた。 南華老仙のミスで魂だけ呼び出され、簡雍と同化してしまった志朗。話を聞くと、どうやら彼が簡雍の生まれ変わりだったことが原因らしい。 簡雍は、あまり知られていないが劉備の親友で、関羽、張飛よりも付き合いの古い最古参である。 どんな辛い状況でも劉備を支え、決して裏切らなかった忠臣でもあり、また冗談めかして、誰も傷つけることなく劉備を諌めるなど、ユーモアに溢れた人物でもあった。 が、腕っ節も知恵もさほど目立たない、マイナー武将である。 果たして志朗は、簡雍としてこの時代を生き抜くことができるのであろうか。
更新:2019/10/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
米経済が大原則の江戸幕府、だがその大原則にもかげりが見え始めた10代将軍・家治の治世、弓削入鹿が江戸の一極集中解消と行財政改革に挑む。
更新:2019/10/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
時は西暦215年。劉備は兵を率いて巴蜀に入り、何平はその劉備軍の兵となった。山岳兵として曹操軍を奇襲するも捕らわれの身となり洛陽へと護送され、曹操から直々に漢中攻略のための山岳部隊を育成するよう命じられる。そこで出会った王双と兵を鍛え、妹の王歓を妻とすることになる。激化する曹操軍と劉備軍の漢中争奪戦。漢中へ派兵されることとなった何平は洛陽へ必ず帰ると王歓に約束し、名を王平と改めるのだった。
更新:2020/5/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
ルノワールを知っていますか? あゝ、横浜の喫茶店、、、ではありません。 画家ルノワール、その人生の一部。
更新:2017/8/30
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
15世紀、偉大なる皇帝のもとに隆盛を極めるインカ帝国=タワンティン・スーユ。皇帝の歳の離れた異母弟カパック・ユパンキは将軍となって、国土を大きく拓くために活躍する。遠征先で出会う様々な部族。そして農民の娘ミカイとの恋が、彼の運命に大きく関わっていく。 現代の高校生、小町と由隆の夢に彼らの記憶が蘇って……。 インカの歴史記録書(クロニカ)の片隅に記されたある将軍の記録をもとに創り上げた物語。 この物語は、ブログ(現在閉鎖)で公開した経歴があり、 現在改訂前のものを、別サイトでも公開中です。
更新:2011/8/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
永禄3年、織田信長は、今川方の大高城、鳴海城に付城を築き連絡を遮断した。 それに対し駿河より進発する今川義元。 そして、義元の進発に先立つひと月前、今川氏真は先遣隊を率い沓掛城に入城していた。 尾張を制するのは織田か、今川か。 尾三国境を舞台に、織田家と今川家の攻防を新視点で描く歴史長編がここに開幕する。 ※戦国もの。転生要素は超薄めです。フィクションです。 ※長編にはなりません。たぶん中編くらい。
更新:2016/11/6
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
1945年7月16日午前5時29分45秒、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ソコロ郊外の砂漠で、人類史上初めて原子爆弾が使用された。 現在に至るまで究極の破壊兵器として君臨する原子爆弾は、どのような経緯で完成に至ったのか? そもそものきっかけ、源流はどこなのか? 本作では、その出発点を1905年のスイスの首都・ベルンに定めた。 ここから1945年の広島を終着点とする、およそ40年間の出来事が描かれる事になる。 被爆国である日本には、被害者視点での分析や情報は数多く存在するが、世界史的に俯瞰するならば、これらは一面的な資料に過ぎない。 そもそも原子爆弾はアメリカが開発し、アメリカが投下した兵器である。 この「アメリカ側の視点」が加わらない限り、原子爆弾の真実は絶対に分からない。 本作の読者は、その真実を探る旅へと出かける事になるだろう。
更新:2022/8/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。