ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。 家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。 「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。 皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。 今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。 ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……! 心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
更新:2023/6/2
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皆様のおかげで、PASH!様から書籍化させていただきました! 第3巻、5月2日に発売となります、よろしくお願いします! クロエ・セイグリットは自称稀代の美少女錬金術師である。 三年前に異母妹によって父であるセイグリット公爵の悪事が露見し、父親は処刑に、クロエは婚約破棄の上に身分を剥奪、王都に着の身着のまま捨てられてから信じられるものはお金だけ。 クロエは唯一信用できるお金で、奴隷闘技場から男を買った。ジュリアス・クラフト。敵国の元将軍。黒太子として恐れられていた残虐な男を、素材集めの護衛にするために。 第一部、第二部、第三部完結しました。 お付き合いくださりありがとうございました! 本編終了、番外編を更新しています。
更新:2023/5/2
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ルルディア・ソレイユは聖女である。 けれど、十年間働き続けた結果、魔力欠乏症になってしまう。 ルルディアは最後の仕事として、封魔の儀式の人柱に選ばれる。 それは魔界との門の封印を綻びさせないための、百年に一度の儀式である。 ルルディアは大人しくそれにしたがう。 そうして、死を悟っていたルルディアの前に現れたのは、魔王ヴィオレインだった。 思いのほか優しくて物分かりの良い魔王の側でルルディアは暮らし始める。 ヴィオレインは優しいけれど、魔界の食べ物というのはぐちゃぐちゃドロドロしているし、住み心地はあんまり良くない。 我慢をやめたルルディアは、生活環境を改善することを決意する。 一度死んだような身、せっかく生きることができるのなら、可愛いものに囲まれてみたい。
更新:2023/4/11
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ティニファは聖王アルディアスの妻だった。 結婚して半年、かつて闇の眷属を従えようとして失敗し、聖都に甚大な被害を与えて投獄されたヴィアルド伯爵が脱獄し城へと攻め入ってきた。 ティニファは人質にされ、アルディアスはティニファのために首を差し出し殺されてしまう。 そしてティニファも同じく処刑された。 と思ったら、ティニファの時間は巻き戻り、気づいたら王立学園の生徒として授業中を受けていた。 ティニファは決意する。愛するアルディアスを守るため、病弱だった自分を変えるため、筋肉を鍛えるのだ! そうしてティニファの最強の女騎士(ウォーリアー)となるための修行がはじまったのだった。
更新:2023/4/2
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エルフィは幼い頃に両親を亡くし、それ以来執事に力を借りながら、ロングラード侯爵として、ロングラード侯爵領を治めていた。 第二王子アレクの婚約者に選ばれたものの、昔から気が強く、やや短気だったエルフィよりも、女らしくお菓子作りが得意という男爵令嬢フィオナの方が好きだとアレクに言われしまう。 言い合いの末婚約破棄となり、学園を卒業後に領地に帰ってきて、女侯爵として独り身を貫いている。 領地に戻り一年、二十歳になったエルフィの元に、アレクからの手紙が届けられる。 それは結婚式の招待状だった。 エルフィは元婚約者の結婚式に出るため、王都に行くための護衛として傭兵を雇うことにする。 傭兵ギルドから紹介されたのは、今はもう忘れ去られてしまった救国の英雄ヴァールハイトだった。
更新:2023/1/31
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夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。 凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。 高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。 美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた―― けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。 ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。 アルファポリス様でも掲載しています。
更新:2021/11/28
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ネメシア公爵家長女のリラ・ネメシアはクロヴィス・ラシアン王太子殿下の婚約者である。 半獣族の王子様のクロヴィス殿下の婚約者に選ばれたのはリラが10歳の時。 リラは半獣族ではないけれどクロヴィスの幼馴染であり従兄妹という立場だったので、婚約も腐れ縁のうちだと思っていた。 一つ年上のクロヴィスが先に入学していた王立魔道学園に入学したあと、いつも威風堂々としていたクロヴィスの態度が変わり始める。「そのうち運命の女とやらが現れて、俺はリラを裏切ってしまい、リラに捨てられる」のだという。 妄想甚だしく怯える殿下の愛らしさを只管愛でる話です。 アルファポリス様でも掲載しています。
更新:2021/5/30
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