"健全"な三角関係にはなれなかった少年少女の話。いっそバチバチやり合えたら良かったのにね。 「学生時代好きな人がいたけど、あの人には自分より相応しい人がいるとか、これはLoveじゃなくてLikeかもとか、自分は今の立ち位置で満足してるとか、何かと自己を正当化する理由を並べて結局告白しなかった。で、今はそれを"美談"として受け止めようともがいている」人が読むと軽く死ねる作品。 カクヨムに投稿した作品の中でも群を抜いて"痛み"に溢れているので、読了したことを応援コメントか何かで伝えてもらった暁には、その忍耐を褒め称えます。
更新:2019/10/29
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「どうして──みんな脚光を浴びたら、評価されたら、自分の作品が生計を立てることに繋がったら、それは嬉しいことに違いないという宗教を信じているのでしょう」
更新:2020/5/25
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同性愛者の俺と面白いソックスを履いている妹とBLが好きかもしれないユズ(と王子様だったかもしれないひーちゃん)の話。つまるところこのチョコレートはリトマス試験紙。その心臓が不細工だと決め付けるヤツは誰だ。 ボーイズがラブしないBLを騙った何か(BOYのうち一人はもう一人のBOYを一方的にLOVEしてはいるが)。「この想いが君に届かなくてよかった」と云う答えを導き出すだけの話。
更新:2020/8/3
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レティラの森へ魔女狩りに訪れたエドは、従兄弟の裏切りにより重傷を負った。そんな彼を助けたのは森に住む魔女ジゼルだった。 最初こそ反発していたものの、噂とは随分違う魔女の姿を間近で見ていくうちに、エドの心に新しい感情が芽生え始めていく。そんな中ジゼルが従兄弟に連れ去られてしまい……。 ※ツイッターで見かけた美しい写真から想像して出来上がったお話です。 © 2020 月音
更新:2020/4/14
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これは、社会の頂点にいた貴族女性が、最も卑しい職とされる剣闘士としての道を自ら選ぶ物語。 『サクラ』 それが私のもう一つの名前。 貴族の娘として生まれた女は、親の決めた相手に嫁ぎ、跡継ぎを成して家の繁栄のために我が身を捧げる。 それこそが親のためであり、家のためでもあるのだと、父に教えられた。 だから私、セクスティリアは、おしとやかに、慎ましく。なるべく名門貴族や大富豪の目に留まるよう、淑女であれ、と。 そんな風に、淑女たるよう教育され生きてきた私が、奴隷や娼婦と同等に忌避される剣闘士をめざすことになる。 それは、とある男性二人との出会いがきっかけだった。
更新:2022/1/5
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京都の美大へ通う中川百音(なかがわ もね)二十歳は、男友達の結城(ゆうき)と体の関係をもった時から絵が描けなくなった。 2016年3月、京都市美術館ではモネ展が始まった。百音は結城に誘われモネ展へ足を運ぶ。そこには21年ぶりに来日した『印象、日の出』が展示されていた。 百音はその絵に衝撃を受ける。 美術館の後、結城の家に寄り、百音は自分が絵が描けなくなっていることを打ち明ける。結城はひどくショックを受け百音に「描けるようになるまで会わない」と告げた。 絵が描けないまま4月になった。 百音はもう一度『印象、日の出』を観るために、一人でモネ展へでかけた。残念なことに『印象、日の出』の展示期間は終わっていた。しかしそこで、百音は運命の出会いをする。
更新:2019/5/27
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