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作:ろわる

使命により見守る事となりました。

 深夜残業の帰り道、信号待ちの車内で居眠りをしてしまった楠木亮が起こされたのは、異世界の道端でした。  この世界にアキラを召喚したルージュ侯爵のレナートが与えた使命は、行方不明になった亡国の2人の王子を探す事。  人探しのために冒険者となったアキラは、依頼を粛々とこなします。  植物採取、釜の火加減見守り、ネズミ駆除、犬探し。  偶然発見した泉では、これからのパートナーとなるニンフのナディアと出会います。  そして派遣された軍施設の不正摘発では一翼を担い、その後の大規模な妖魔襲撃では逸早く状況報告を行い、後にアキラの代名詞となる「コボルト泣かせ」はこの時の戦闘で繰り広げられます。  しかし未だに戦い方を知らないアキラは、赤の騎士団が主宰する戦闘訓練に誘われ、王都へと旅立ちます。  旅の途中、軍施設の摘発の時にアキラとナディアに興味を持ったらしいエレオノーラ王妃との出会い。  しかし、王妃とは初めての出会いではなく、再会でした。王妃が涙を流す中で、アキラに与えられた真の使命が明かされます。

更新:2022/11/14

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作:蟹味噌ガロン

人外パーティーまんじゅう屋 〜記憶喪失の俺に押し付けられた饅頭がモンスターだった上に数が尋常じゃないので食える冒険者を勧誘する〜

 とある何処かの森の中。  森の中で倒れていた俺はアールと名乗る不審な人物に突然饅頭を食わされた。その饅頭は脳が蕩けてしまうくらい非常に美味でとても素晴らしい食べ物だった。俺は饅頭を沢山食べれるという契約を持ちかけられたものの、契約を結ぶ直前に気が付いた。  俺自身の名前や記憶を、それら全てを覚えていない事に。  俺が記憶のない恐怖に襲われていると、うっかり食べていた饅頭を落としてしまう。すると落とした饅頭から足の生え、俺たちへと襲いかかってきたのだった。  どうにか饅頭を宥めた後、ひとまずはアールと2人で近くの町へ行く事に。  そしてたどり着いた町のギルドで俺の正体が判明したのだ。  俺は魔王を倒した勇者パーティーの1人だった。  そうして正体が判明し、一安心しながら宿に向かう途中。路地で大きな鏡を割る男に遭遇した。男はすぐさま逃げ出した。  しかし、割れた鏡に映っていたのは足のない俺。  アールは鏡に映っていなかった。  アールの映っている筈の位置には、吐き気を催す程のどす黒いうねりが鏡の中に映し出されていたのだった。 *カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しております *この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません

更新:2024/5/7

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