もう一度、チャンスが与えられた? なんの疑問もなく感謝したのは、どれほど昔のことになるだろう。おそらくは、そう、千年くらい。 王女、聖女、メイド、孤児、奴隷、アイドル、革命家。 果てしなく続く、生と死の繰り返し。 五十以上の人生を歩んできた私の今生は、アリア・ユーイン。 役目を引き受けてしまっているからには、そのこと自体に後悔はしていないけれど、本当に疲れていることは事実。たまには、のんびりと、穏やかな人生を過ごさせてくれてもいいだろう。 そう思っているのに、なぜか、気づけば周りは私を放っておいてはくれないし、いつの間にやら、巻き込まれていることばっかりで……。
更新:2024/4/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
高校入学を目前に控えた春休み。 道場の帰り、雨に降られた俺――榛名詩信は、コンビニの軒下で雨宿りする、銀の髪に青い瞳の女と一緒になる。 自意識過剰とはいえないほどの、思わず目を見張る美少女だが、どうやら傘を持ってはいないらしい。 とりあえず、急いで家まで走り、傘を引っ掴んで戻ってくればそいつはさらに驚いた顔を晒す。 俺が戻ってこないと思われていたとは心外だが、初対面だし、むしろ、荷物預けた俺のほうが不審か? ということは、薄々自覚もしている。 とはいえ、ここまできて、さすがにそのまま放置ってわけにはいかず、なぜか俺のことを知っていたそいつと二人で傘差して家まで戻ると、母さんもどうやらその、神岡光莉と名乗った女子を知っている様子で……。
更新:2023/12/8
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
仕事を終えて帰ってくると、そこにいたのは、この神聖アステーリオの国民であれば誰でも知っている、クレア・フェルティローザ第一王女殿下。 その王女様が言うことには、突如現れたという魔王なる存在に城が占領され、国、ひいては大陸が支配されるという。 そんな案件、つい先日学院を卒業したばかりの僕のところへ持ってこられても困るんですけど? 協会とか、学院とか、そっちのほうが余程役に立つはずだけれど。 しかし、美少女のお姫様に頼られて、断ることのできる男がいるだろうか。 「それでは、これからお願いしますね、ルシオン」 ともかく、この笑顔を曇らせるわけにはゆかないと、その魔王、そして魔族の打倒を目指し、冒険に出かけることになったのだけれど……。
更新:2023/1/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
コーストリナ王国の王子、ルグリオ・レジュールは、ある日突然、父親である国王に「明日、婚約者がくる」と伝えられる。心の準備もままならないまま、迎えた翌日、現れたのは美貌の少女だった。 「はじめまして。アースヘルム王国から参りました、ルーナ・リヴァーニャです」 サラサラの流れるような銀髪と綺麗な紫の双眸、その美貌に圧倒されるルグリオだったが、実は王女にはある秘密があって……。
更新:2017/5/28
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
隣国であり、友好国でもあるアルデンシア王国の建国2000年の記念式典及びパーティーに、父である国王の名代として出席していた僕、ユーグリッド・フリューリンクは、そこで出会った1人の女の子にひと目惚れした。 即座に結婚を申し込んでしまったのだけれど、宝石のような紫の瞳と、月の光のように美しい銀の髪の美貌の少女、シャイナ・エルフリーチェ姫は、その場では頷いてくれなかった。 それからしばらく時は過ぎ、その間、僕はアルデンシアまでよく彼女を口説きに、いや、遊びに行くようになった。 いきなり結婚はという彼女に、では友達からならと、一緒に過ごす時間はとても輝いていた。 必ず、幸せな(予定の)結婚をしてみせる。その時まで、僕は諦めたりしない!
更新:2018/9/30
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。