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作:昼咲月見草

弱キャラ集めて集団転移……って、やってられねえ!!

 日本でそれぞれ違う場所で生きて違う場所で死んだ社会人達が異世界へと集団転移させられた。  天使のような見た目の美しい女神が言うには、彼女の任されている世界で人類が滅びようとしているという。  理由は、人類が生み出した恐ろしいモンスターによって。  日本人達は「戦わなくていい」と言われた。  それはモンスターを作り出したその世界の人間たちの役目だから、と。  ただ、このままでは滅んでしまう人類の衣・食・住などのサポートをして欲しいのだと言う。  全員が全員、元の世界では弱キャラだった彼らは、転移した先で怯え、泣き、恐怖しながら役目を果たしていく。 「戦わなくていいって、戦えないから!!」「レベルが、レベルが上がらない!」「助けて、こんなのもう絶対ムリ!!」  異世界に日本人たちの悲鳴が響く。そこはガチで滅びかけたゾンビパニックの世界だった!! ******************************************************************************************  ずっと書きたかったゾンビパニック。ほぼ見切り発車という事もあり、更新はゆっくりです。

更新:2022/8/16

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作:サンボン

どうやら俺の能力は、強くなるたびに悪名が高まる仕様らしい

 人間が、女神から授けられる祝福(ギフト)の恩恵を受けて暮らす世界。  西方諸国にある強国、ノルドマルス帝国の貴族家の一つ、ザイフリート伯爵家の長男として生を受けた“ルドルフ”もまた、十歳の時に『洗礼の儀』によって祝福を授かる。  ――祝福の名は、【悪名】。  だが、そんな不吉な祝福を帝国の長い歴史の中でも授かった者はおらず、首を傾げるルドルフ。  一緒に祝福を授かった幼馴染の親友、“ラウル”もまた、【傾国】という聞いたこともない祝福だった。  だが、その祝福こそが、ルドルフの人生を狂わせた。  ルドルフは、強くなることを引き換えに、【悪名】を帝国に轟かせ、忌み嫌われ、恐怖される。  たとえそれが、血の繋がった家族であったとしても。  十三歳を迎え、ルドルフの元に縁談が舞い込む。  その相手は、幼馴染の親友で、ずっと男だと思っていたラウル……いや、“ラウラ”だった。  久しぶりに再会し、ルドルフは彼女の境遇を知った。  彼女もまた、祝福によって人生を狂わされていたのだ。  【傾国】によって魅了された男達の欲望に晒されてきた彼女に、『ずっと守る』という約束を改めて誓うルドルフ。  その日以降、ルドルフはひたすら強さを求めた。  たとえ【悪名】が高まってしまったとしても、本当の自分を見てくれる……好きでいてくれる彼女を守れれば、それでいい。  十八歳に成長し、帝国最強の強さと【悪名】を手に入れたルドルフは、美しく成長したラウラと共に、新天地へと向かった。  ――ささやかな幸せを夢見て。  これは、【悪名】によって全ての人間に忌み嫌われた一人の青年と、【傾国】によって魅了された男達に狙われた一人の少女の、ほんの小さな幸せを叶えるための物語。

更新:2022/8/12

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