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作:弧川ふき

祓神霊使いになってから

現代、福岡。糸島市の南に位置する架空都市、二志前(にしまえ)町に住む少年、真(まこと)に不思議な光がぶつかった。 そして『ソレ』は、真にしか聞こえない声で――。 《私は祓神霊(ハルナヒ)だ。たった今暗神霊(クラナヒ)の封印が解かれた》 その存在は真に祓う力をもたらし願い出た。 《あれらは元々祓神霊(ハルナヒ)だがほかに鎮める方法はない。暴れれば死者も出兼ねん。再び封印を――》 封印に必要なのはとある勾玉だという。 「出土した箱や壺になにかあったはず」と知り、その件を調べ、勾玉の在り処も判明。ただ、簡単に譲ってもらえるとも思えない。「もしダメなら――」 《その場合盗むしか》 それだけは……と考えつつも真は最悪を想定した。「運が悪いとバレないようにするしかないのか?」 《だったら――》 祓神霊(ハルナヒ)はそう言うと、一瞬で、真を少女へと変えてしまった! 驚きながらもその勾玉がある博物館へ。勾玉を手に入れるまではいいものの、暗神霊(クラナヒ)を封印する際に力を使い過ぎて、女から戻れなくなってしまった! 《回復せねばその姿から戻れぬ》 そして回復できた頃に変身を解こうとするも、なぜか解けない……! 祓神霊(ハルナヒ)にも理由が分からないらしい。そんな真の元へ幼馴染の美鶴が訪れ「自分も同じで女に戻れない」と言う。 そんな二人は、共に通う学校を変え、新たな生活を始めることに。 暗神霊(クラナヒ)を感知するために、元に戻るために――という性別逆転生活の中で色々とありながらも、二人は、お互いの想いに胸を高鳴らせながら、怨恨の鎖を断ちながら、この力の謎に触れていく……! すると、予期せぬ出来事に……!? そんな不思議な日常と非日常の物語!

更新:2022/1/1

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作:佐久間五十六

防人(さきもり)の戦後

 ※この作品は史実を元にしたフィクションである。  ①~海の章~大日本帝国海軍消滅後、日本の海を守る事になったのは、そのDNAを残した別組織がどのようにして、今の体制になった事は知られているようで知られていない。戦後の混乱期において日本の防衛体制がどのような経過を辿る事は、有意義な事であろうかと思われる。②~陸の章~1952年、三万人以上の増派をする事になった警察予備隊。(米)M1ガーランド小銃が足りなくなった事により米軍が押収していた旧日本軍の九九式小銃3万2500丁が教育用として貸与される。これは2年後の1954年防衛庁・自衛隊が発足した時に、そのまま陸上自衛隊の正式な装備となった。九九式小銃は、米軍が韓国軍に回すため本来の旧日本軍の弾薬では無く、米軍の小銃弾を使える様に、米軍の命令で改造されていた。反動が大きく、射撃した隊員の肩が腫れる上この改造九九式小銃は、耐久性にも問題があった。九九式小銃は、1961年に射撃禁止措置の命令が取られるまで、陸上自衛隊の装備として残っていた。  ③~空の章~元帝国陸軍曹長であった市田島準平(いたじまじゅんぺい)は、陸軍特攻部隊の生き残りであった。もう戦争など、懲り懲りだと第二の人生をスタートさせようと思うも、何の因果か市田島準平は、戦後発足する航空自衛隊に入隊する事になる。日本にとっては初めての航空戦力の歩みは決して易しいものではなかった。この空の章は、防人の戦後第三弾にして集大成となるシリーズ完結編である。市田島準平の生涯を通じて日本の戦後の航空自衛隊の歩みを追うものだ。果たしてどの様にして今の航空自衛隊が出来たのか我々日本人にはそれを知る義務がある。  このシリーズは、3人の日本兵にスポットをあて、陸海空各自衛隊の戦後の様子や略歴を辿る物語であり、上巻海の章100ページ、中巻陸の章100ページ、下巻空の章100ページで編制される。自分達の生まれる前の事だと投げ捨てず、しばし戦後の混乱期へのタイムトラベルにお付き合い願いたいと思う次第である。

更新:2022/3/8

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作:藍戸優紀

絡繰武勝叢雲

侍や忍者が活躍する刀の国に、妖の異常発生という異変が発生する。 そんな最中、青年「鉄龍牙」は将軍に呼び出され、妖軍団に立ち向かうことを命じられてしまう。 それは彼が転生者であるため!刀の国に迫る大妖怪軍団には、ただひたすらに質量、すなわち巨大絡繰叢雲でしか立ち向かうことはできない。どれほどのチートスキルも通用せず、純粋な力でしか打ち倒せないのだから。 そして彼が選ばれたのは、そもそも叢雲は転生者しか操れないのだという。刀の国の平和を守るため、鉄龍牙と叢雲が今立ち向かう!! 何故妖は異常発生し、何を為そうというのか、謎が謎を呼ぶ痛快和風ファンタジーロボットストーリー!! 「行くぜ叢雲、俺にチートスキルはないがお前がいる! 天下抜倒剣!! 一刀両断!!」 かつての転生者が作り出した超兵器叢雲が、今世界の平和を取り戻す!! ※話のノリをつかむためにも、読む際はとりあえず第1話部分まで読んでいただければ。 最高日間文芸・SF・その他異世界転生/転移ランキング10位 ハーメルンでも投稿始めました

更新:2022/6/23

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作:野田藤

わたしは美味しいご飯が食べたいだけなのだっ!~調味料のない世界でサバイバル!無いなら私が作ります!聖女?勇者?ナニソレオイシイノ?~

キャンパーの山野ケイはキャンプツーリングの行きに突然異世界召喚される。 よくある異世界召喚もののオープニングだ。 でもなんか様子がおかしい。 すっごく無礼で押し付けがましい真っ赤な髪のイケメンだけど残念王子。 私は聖女じゃなかったらしく、あんまりにも馬鹿にするので担架切ったら追放された! それがお前(異世界人)のやり方かーーー! 一人で生きていく覚悟をしたら女神降臨でいっぱいチート貰っちゃって? 倒れていたイケメン騎士を介抱したらなし崩しに宿舎に住むことになっちゃって? 楽しみにしていた異世界の食事は……素材は美味しいのに、この世界には塩味しかなかった。 調味料ってなんですか?の世界なら、私が作ろう、調味料! ないなら自給自足で頑張ります! 不足を楽しんでこそのキャンパーです! お料理聖女様って呼ばないで! 私はいつか、ここを出て旅をしたいんじゃーー!(と言ってなかなか出られないやつ) 恋はそこそこ、腹が減っては戦はできぬ! チート道具は宝の持ち腐れ! ズボラ料理は大得意! 合言葉はおっけーびーぐる! 女子ソロキャンパーのまったりのんびり異世界調味料開拓物語。 ※アルファポリス、カクヨムでも公開中

更新:2022/5/20

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