賽の河原、そこは冥土に行く途中にある三途の川の河原で、親より先に死んだ子供はここで親を供養するために塔を建てる。しかし、塔を建てる途中で何度も何度も鬼に塔を崩されるのだという。 だが、積み上げられなかったとは言ってない!この話は鬼に何度も塔を崩されながらも決して諦めずに塔を建て続けた少年の話である。
更新:2017/11/19
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長く異国との関りを閉ざしてきたこの国が港を開いて数年――。 貿易商で奉公をしているサエは、異国の貿易商人、ギルバートと出会う。ある日をきっかけに二人の関係に変化が出始め、サエは警戒しながらもギルバートが語る異国の話に耳を傾けるようになり徐々に距離を近づけていく。 この出会いがサエの人生を大きく変え、このさき異国と深い関わりを持つことをまだ知らなかった――。
更新:2019/1/3
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旧・妖しな嫁入り 影が無いことから冷遇され名前も与えられず、妖を狩ることだけを命じられた少女は人の側でいたいと毎夜刀を振るう。ところがある夜、強敵妖狐との遭遇に死を覚悟するが、勝手に連れ去られた挙句一方的に椿と命名されともに暮らすことに。戻る場所を失った椿は妖屋敷で朧と名乗る妖狐の命を狙うも殺せなければ妻となることを約束させられてしまい――妖しか人か、狭間で揺れる少女の物語。 ベリーズカフェ、アルファポリスでも投稿しています。
更新:2016/5/9
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都には陰陽師、里山には神秘がまだある中、外国からの文化がもたらされて馴染みつつある時代。 蝶々さんは村から離れたとあるお屋敷に住んでいる。覚えている限り昔から、これからもずっと先まで住んでいるつもりだ。 秋の長雨のころ、蝶々さんは不思議な日記を見つける。自分の字のようなのに書いた覚えのないもので、多くの日記の中に隠されるようにしまわれていた。 「蛍ですら身を焦がすのに、わたくしはまだ恋も知らない」 たった一文書かれた日記は蝶々さんの好奇心を刺激する。蝶々さんは、恋という字を知らない。恋がなんなのか知らない。 蝶々さんの興味から始まった恋探しは意外な客を招いていく。
更新:2017/5/25
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祖母が死に、ただ一人残された「私」は家を出ることを決める。 その引っ越し前日、一人の男が「私」の元を訪ねる。 家を出ること、それは「私」にとっては「彼」と別れることをも意味していた。
更新:2016/7/17
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老婦人が語る幼いころの昔話。 お宮の境内で行われる夜市。しかしそれは、妖たちの集まる市だった。 ヒキガエルに案内をされた夜店の並びに見つけたのは美しい飴。どうしてもその飴が欲しくなった女の子は、草餅と交換しようと店主に持ちかけるが。 後味はあまりよろしくないと思います。 子どもの死に関する描写がありますので、苦手な方はご遠慮ください。 同じ作品をカクヨムにも投稿します。 全5話。 「夜の市場企画」のつもりで大遅刻しました。 http://nightmarkettale.tumblr.com/
更新:2016/3/29
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王と十七の侯爵が治める異国の物語。 零落した伯爵家の娘、香月(こうげつ)は様々な苦難を経て、ようやく念願の学問の道を歩く事に。 だが新しく足を踏み入れた学者の城『研医殿』では、更なる困難が待ち受けていた。 友人を救う為奔走する香月の前に見え隠れする『奏の鳴声』とは一体何を意味するものなのか? (この作品は「柳里の華」の続編です。そちらを読了していなくとも一応わかる様にはなっていますが、これから柳里の華を読まれる方はネタバレがありますので先に読まれる事をお勧めします。)
更新:2012/3/18
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