【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】 戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。 永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。 信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。 この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
更新:2024/4/30
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おれは、ひとり曠野に立ち、月を見ている。 どれぐらい時間が経ったのだろうか。親しかった者の顔が、浮かんでは消える。 夜の間だけ、おれは気ままに動ける。 そんな今の姿を、おれはけっこう気に入っている。 ☆角川武蔵野ミュージアム様の「武蔵野文学賞ツアー」に参加し、アイディアを得て書いた作品です☆ツアーの企画・引率ありがとうございました☆
更新:2021/10/14
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1943年。 激化の一途をたどる第二次大戦にて、英国が編み出したヒトラー暗殺の秘策は透明人間であった。 対するナチス第三帝国は同盟国日本より、銃弾も避けるという達人の高弟、塩田剛三を招聘する。 東洋の合気術は西洋の見えざる刺客に太刀打ちできるのか。 【登場人物】 ハンス・ユンゲ: 武装親衛隊の将校でアドルフ・ヒトラーの従卒。 トラウデル・ユンゲ: アドルフ・ヒトラーの秘書でハンスの妻。 ジャック・グリフィン博士: 故人。肉体を透明にできる薬を開発したイギリス人科学者。 塩田剛三: 合気術の達人。
更新:2021/7/25
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謎の穴を壁に残して、ロンドンで2人の清国人が絶命した。 折しも清国山東省で、同じく2人のドイツ人が殺される。 体の癒えたホームズを訪れた謎の女性とは? シベリアを駆けるドイツの諜報の目的は? そして神槍と呼ばれた伝説の武術家、李書文とは? 国家を揺るがす新兵器をめぐり、東西の天才がユーラシアを駆ける!
更新:2017/6/30
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本能寺の変から四年。 無事逃げ延び、信濃に身を隠していた織田信長は、共に逃げ延びた 蘭丸の失踪を機に、安土へ戻ることを決意する。 ひとりで旅路を急ぐ信長は、道中、僧の恰好をした謎の少女に出会う。 「延暦寺から参りました、夕立と申します。 第六天魔王を討つために安土を目指しています」 骸から生まれた少女・夕立の手には、一本の打刀。 信長は、自身を「第六天魔を狙う者」と偽り、武辺優れた少女と共に旅路をゆく。
更新:2019/5/31
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エコノミーとは単なる理財にあらず。世を富まし、民を救済する治天の理想なり。 銭の前には人は平等。 あれもない、これもない、無い無い尽くしの辺境の寒村ダグウッドの領主になった転生者フェリックス。魔法チートはあれど、道路工事の穴掘りで核兵器を使えないように、現実の問題の前には魔法チートは何の役にも立たない。貧しいため、口減らしで村を出なければならない少年一人さえ救えない。 彼にあったのはマクロ経済の知識だけ。勝算があるわけでもない。それでもフェリックスは遠い道のりを歩き始める。この一歩が、いつか理想へと至るための最初の一歩になることを信じて。
更新:2018/9/2
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