王都から追放された令嬢は、身元を引き受けられた先で不思議な男に出会う。 静かに会瀬を重ね、彼がヒトではない何かである事を知ってもなお、彼女は自分の気持ちがどうしようもなく彼に惹かれていくのを押さえられなかった。 異形を愛した一人の少女のお話。
更新:2019/5/20
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「かーたん!」 満面の笑みでそう呼びかけてくる愛しい娘が、四歳の誕生日にいなくなった。 必死になって辺りを探していた私が近所の女性に説明すると、彼女は訝しげに言う。 「何を言ってるの……? 貴女に、娘なんかいないじゃない」 そんなバカな、と思った所で、ふと気づく。 自然と接していた目の前の女性も、景色も、知っているのに『知らない』。 ーーーここはどこ? 消えたのは、多分娘ではなく自分のほう。 ーーーあの子のところへ、帰らないと。
更新:2020/12/29
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ナーロッパ大陸から遥か東にある島国は、各地で『魔王級』と呼ばれる強さの者たちが数多く住んでいる魔境である。 その地に住む青年、ラセツは『西の魔王』を倒したという女勇者をあっさり返り討ちにした。 ラセツの人生は、そこから少しずつ変わり始める。 ーーーただ、勇者を倒しただけなんだがなぁ。
更新:2020/3/16
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リーファは、自ら望んで後宮に輿入れした。 かつて自身が命を救われた稀代の賢帝に、心を奪われていたから。 しかし後宮に彼の方は来ない。 醜姿の皇帝と呼ばれ、影で嘲笑されていることを……後宮の美女たちが抱かれたくないと思っていることを、おそらくは察しているから。 だからリーファは、後宮に来た。 貴方を慕う者はここにいるのだと、毎日文を送り続ける。 正妃にはなれずとも、あの優しい皇帝の愛妾くらいにはなれると信じて。 そして後宮の美女たちへ、彼の内面の魅力を伝えるのだ。
更新:2021/1/30
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言葉が軽くて信憑性のない僕と、素直じゃない君の話。
更新:2020/7/28
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