ある冬の日に、圧政を敷いた王が弑逆された。 氷の魔女と称される冷徹な王女は、城の一角に隔離され、他国の兵士に見張られながら、過ごしている。 閉ざされた小さな部屋。 魔女の持ち物は、美しく豪奢な椅子。 そして、一匹の小鳥。 投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2019/10/30
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空間と空間の間に生まれた歪から、時折別世界のモノが落ちてくる。 その世界に落ちた白石ゆかりは、出迎えにやってきた青年とドラゴンに乗って、王子の下へ案内された。 金髪が主流の国家において、アジア人の黒髪は目を引く存在らしい。 「おい黒毛」 「私、和牛じゃありません」 世界を渡り、竜と人を繋ぎながら己の居場所を模索する一人の女と、ドラゴンに生涯を捧げている、ちょっと残念な男が織り成す物語。 投稿先:カクヨム、エブリスタ
更新:2019/4/20
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「月が綺麗ですね」 声を出すことが苦手な望月葵に届いた、見知らぬ相手からのSMS。 それは、氷上朔也が亡き祖母の番号に向けて送った、誰にも届かないはずのメッセージだった。 顔も名前も知らない二人が、文字を通して出逢い、繋がる物語。 ********** 秋月忍様の「夜語り企画」参加作品です。 カクヨム・エブリスタにも投稿しております。
更新:2018/12/15
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大陸の北には人間が、南側には魔族が暮らしている。 何度目かの和平交渉に際して、両国から選ばれた一名ずつが、大陸の中央にある邸で共に過ごすことが命じられた。 魔族代表のザカートの前に現れたのは、皇帝の孫娘、アナスタシア姫。 魔族の研究をしているのだという姫の屈託のなさに、ザカートは帝国人に対する偏見と警戒を解いていく。 違う国で生まれた、違う種族のふたりのおはなし。 ********** 投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2021/4/18
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その国には、「白き宝玉」を天に捧げる美しい巫女姫がいます。 傍に仕える騎士を目指していたロジェに課せられたのは、塔に一人で暮らし「堕落姫」と呼ばれている冴えない娘・セヤのお守でした。 いつか巫女を守る騎士になるため、堕落姫のお世話係を続けるロジェはある日、巫女と国、そして白き宝玉の秘密を知るのです。 2020/12 関連作品を投稿しました。 「黒き獅子と白銀の星」 騎士ロジェのご先祖さまの物語です。 ****** ・めでたしめでたし、で結ばれる物語。 ・相内充希様の「共通書き出し企画」参加作品。 ・カクヨム、エブリスタへも投稿しております。
更新:2019/9/8
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今野美月の会社では、昨今の世情を反映し、ついに社員食堂の停止が決定した。 食堂利用者が悲鳴をあげるなか、弁当斡旋サービスが開始。専用サイトで注文すれば、当日会社に欲しいメニューが配達される、いわば「オンライン社員食堂」だ。 充実した昼食をアツアツの状態で箱詰めしてくれる。人知れず働く誰かを、いつしか「食堂の小人さん」と呼びはじめる。 美月が食事の御礼をしたためたメモを入れたところ、美しい字で書かれた返事が戻ってきた。 その日から、美月と小人さんの文通が始まった。 投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2021/4/1
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期間限定でさまざまな家でメイドとして働いているメルヴィは、妖精の姿を見ることができる女性。 今回の仕事は、冬の休暇を別荘で過ごすためにやってきた軍人アダム・スペンサーと、養い子ケイトリンの世話。契約期間は一ヶ月。 何人ものメイドを辞めさせてきたという癇癪持ちの少女も、どうやら妖精の姿が見えているらしいと気づくが、じつはメルヴィにはもうひとつ不思議なちからがある。 それは、他人の心の声が聞こえてしまうというものだった。 感情を表に出すことが不得手な軍人と、不思議なちからを持ったメイドが、精霊信仰が息づく地で過ごす、冬の一ヶ月の物語。 ********** 企画参加作品です。 小鳩さんブッ刺せ企画(主催:長岡更紗様) クリスマスプレゼント企画(主催:アンリ様) 投稿先:エブリスタ
更新:2022/1/28
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「俺の顔は、恐ろしいだろう。自慢ではないが子供は泣くし、犯罪者だって泣いて詫びる。化け物団長とは俺のことだ」 「同じですね。私も化け物だと言われています」 白兵戦で勝るものはいないと他国でも評判のグスタフ。ついた渾名が、化け物団長。 慰安と視察に訪れたカースの町でも、大型肉食獣をひとりで退治するほどの剛腕である。 一方、奇跡の力で傷を治療する『癒し手』であるアーネは、得体のしれない力を持っているがため、魔女と誹られ、カース教会の片隅で暮らしていた。 ※エブリスタ・カクヨムにも投稿しております。
更新:2020/4/2
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