「是非とも聖女を我が妃に」 そう言って、教会の扉をたたいたのは第二王子ヴァリス。 彼は、幼いころに自分を助けてくれた聖女を妻に迎えたいと言って、花束を差し出した。 その知らせに花束を受け取った聖女カミラだけでなく、教会の人々も喜びの声を上げた。 ただ一人、教会の奥深くで隠すように育てられた聖女アリシアだけを除いて。 そうしてもう用済みだと捨てられたアリシアを拾ったのは、クロヴィス公爵――第一王子の後見を担っている男性だった。
更新:2024/4/15
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誰も愛せないはずの男のもとに嫁いだはずなのに、彼は愛を得た。 私とは違う人との間に。 愛されたいと願ったお飾り王妃は自らの人生に終止符を打ち――次の瞬間、嫁ぐ直前で目を覚ました。 ※他のサイトでも投稿しています。
更新:2023/3/3
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「いい加減お前にはうんざりだ」 そう言ってはじまった、婚約者による婚約破棄。 華やかさも色気もないと言われたけど、それには理由がある。 私の母親は毒花と呼ばれるような女性だった。だからお父様は同じようにはなるなと言って、私にお洒落を禁じた。 だけどそれで婚約を破棄され、お父様にも「あの女の娘のくせに」とまで言われてしまった。 言われたとおりにしても幻滅されるのなら、もう我慢なんてしません。 ※他サイト様に投稿していたものを改稿したものです。
更新:2023/1/21
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必死にあがいてあがいて縋り付いた先にいたのは美しい鬼だった。 ――それから一年後、私は鬼に捨てられた。
更新:2019/12/31
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『悪役令嬢を目指します!』の番外編です。 余談がすぎるとカットされたものや、日常など。 本編最終話までのネタバレが含まれます。
更新:2020/2/14
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「お前の顔など、もう見たくもない! 今この場で婚約を破棄させてもらおうか!」 王侯貴族の子息息女が通う学園でそう宣言したのは、第二王子であるレオンだった。そしてその言葉を受けるのは、レオンの婚約者である公爵令嬢アルミラ。 邪魔な髪と言われれば髪を切り、ドレスが似合わないと言われれば着るのをやめ、粛々と命令に従い続けていたアルミラは、この命令にもまた粛々と頷いた。 そして婚約者の最後の命令を聞き届けるため、婚約破棄に乗り出した。 ※一章コメディ風味、二章シリアスとなっております。本編完結済み。 ※他サイト様でも掲載しております。
更新:2020/4/2
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聖女として長年国に仕えてきたエミリア。王太子の婚約者で、王太子妃になるのも間近だった。 だが半年ほど前に新しい聖女が現れた。孤児院育ちのエミリアとは違う、由緒正しき生まれで、初代聖女と同じ癒しの力を持つ聖女が。 婚約者を変えたほうがいいのでは――そんな声が聞こえるようになってはいたが、それでも婚約者がエミリアを心の底から大切にしてくれていれば気にしなかっただろう。 だがそうではないことを、エミリアは知っていた。 「エミリアが聖女で本当によかったよ」 婚約者の優しい言葉。それが嘘だということに気づいていたからだ。 嘘をつくと黒いもやが見える――それが、エミリアの持つ聖女の力だった。 ※comico様でコミカライズ。一部設定を変えて配信中です。
更新:2021/12/8
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エイシュケル王国第二王女ライラ。 だけど私をそう呼ぶ人はいない。 毒姫ライラ、それが私を示す名だ。 ひっそりと森で暮らす私はこの国において毒にも等しく、王女として扱われることはなかった。 そんな私に、十六歳にして初めて、王女としての役割が与えられた。 それは、王様が愛するお姫様の代わりに、暴君と呼ばれる皇帝に嫁ぐこと。 「これは王命だ。王女としての責務を果たせ」 暴君のもとに愛しいお姫様を嫁がせたくない王様。 「どうしてもいやだったら、代わってあげるわ」 暴君のもとに嫁ぎたいお姫様。 「お前を妃に迎える気はない」 そして私を認めない暴君。 三者三様の彼らのもとで私がするべきことは一つだけ。 「頑張って死んでまいります!」 ――そのはずが、何故だか死ぬ気配がありません。 ※他サイト様でも投稿しています。
更新:2022/6/5
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気落ちしたまま眠りについた私は、夢をみた。 借金のかたに嫁ぐ未来を知った私は、そうならないようにと行動し――。
更新:2018/12/16
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