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作:サケ/坂石遊作

【WEB版】影の英雄の日常譚 ~勇者の裏で暗躍していた最強のエージェント、組織が解体されたので、正体隠して人並みの日常を謳歌する~

 暗殺、護衛、諜報、捕縛――。  王国の暗部である「機関」のエース、トゥエイトは、国のため、あらゆる汚れ仕事を請け負い、勇者の魔王討伐を影から支えた。  トゥエイトはやがて勇者以上の功績を残し、知る人ぞ知る「影の英雄」となる。  しかし魔王討伐が果たされた後、機関の解体が決定した。  解体に際し、トゥエイトは上司から進路を相談される。  幼い頃に機関に拾われてからというもの、一度も平凡な日常を歩んだことのないトゥエイトは、「人並みの日常を謳歌したい」と告げた。  後日。トゥエイトは上司の勧めで、王国最大の学び舎であるビルダーズ学園に入学することになった。  そこで待っていたのは、求めていた人並みの日常と、一癖も二癖もある学友たちだった。  魔王が討伐されても、世界が平和になったわけではない。  魔王の遺産。敵対する組織。そして自国の膿。  王国にはまだまだ戦の種がある。  魔王討伐。  それはあらゆる脅威を孕んだ、不安定な時代の幕開けだった。  求めていた日常は、気を抜けばあっという間に崩れ落ちる。  これは元"裏"の世界の住人でちょっと不器用な少年が、目の前の日常を守るために、戦って、抗って、精一杯生きようとする物語。

更新:2020/12/31

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作:緋色の雨@悪逆皇女12月28日発売

悪役令嬢のお気に入り 王子……邪魔っ

「アイリス、君との婚約を解消する」 「――はい、よろこんで」  公爵令嬢にして賢姫の称号を持つアイリス。責務という名の鎖に捕らわれていた彼女は、鎖を断ち切ってくれた皇太子に向かってつぼみが花開くように微笑んだ。  自由を得たアイリスが出くわしたのは隣国の王子アルヴィン。彼との邂逅で前世の記憶を取り戻したアイリスは、前世の自分が過去に遡って別人に転生したことを知る。  前世の彼女はアルヴィン王子の従妹で剣姫、次期女王フィオナだった。  このままでは、フィオナは慕っていたアルヴィン王子の裏切りにあって失脚し、追放された果てに壮絶な最期を迎えてしまう。  前世の自分を救おうと考えたアイリスは、二度の人生で得た知識を駆使してアルヴィン王子に気に入られ、フィオナの教育係という地位を手に入れる。  そうして前世の自分の側にいて、破滅の未来を書き換えようとするのだが…… 「おまえは本当にフィオナがお気に入りなのだな」 「ええ、だから王子に構ってる暇はないんです。あと、勝手に髪に触らないでください」 「心配するな、おまえの髪はサラサラだ」 「そんな話はしてないよっ!」  この裏切りの王子、とても邪魔である。 *なろうにも投稿しています。  Web版は書籍版の改稿前の原稿となっています。大筋は同じですが、アルヴィン王子のスパダリ感が書籍版より少なかったり、細かい矛盾点がそのまま残っていたりします。

更新:2023/3/15

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作:高野 ケイ

スキル『鑑定』に目覚めたので、いつも優しい巨乳な受付嬢を鑑定したら、戦闘力99999の魔王な上にパットだった件について~気づかなかったことにしようとしてももう遅い……ですかね?

 俺こと、アルトは冒険者である。目覚めたスキルは鑑定スキルという見たものの価値や効果がわかるという戦闘には不向きなスキルだが、それでも俺は冒険者として生きているのには理由がある。  なんと、鑑定スキルはランクが上がると人にも使えるらしいのだ。それを聞いて俺は思いついたのだ。鑑定スキルを使えば可愛い憧れのあの子の秘密だってわかるのではないだろうか?  憧れの女性の秘密を知る。それはなんとも背徳的で甘美ではないだろうか。というかむちゃくちゃテンション上がらない? 上がるよな!!  というわけで、俺は鑑定スキルのランクを上げるために効率のいい冒険者をやっているのである。  そして、本日、鑑定スキルのランクの上がった俺は、ポヨンポヨンと大きい胸を揺らして仕事をしている憧れの冒険者ギルドの受付嬢のサティさんに鑑定スキルを使ったところ衝撃的な事実を知ってしまうのであった。 「その正体が魔王な上に、スライムをパットとして入れてるってなんだよぉぉぉぉぉ!!!」  心の中で絶叫してから気づく。俺が彼女の正体に気づいたってばれたらやばいんじゃない? だって魔王だよ? 絶対殺されるって……てかなんで魔王がこんなとこにいるんだよ……  そうして、俺は秘密を知っているという事をバレない様にしつつ、なぜ彼女が冒険者ギルドの受付嬢をやっているのかを探ることにするのだった。

更新:2023/5/24

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作:空地大乃

魔力0で最強の大賢者~それは魔法ではない、物理だ!~

生まれつき魔力が0という不遇な身にも関わらず、逆境や差別に負けず、遂には世界中のあらゆる魔導師が束になってもかなわないような大魔法を使いこなし、世界の危機を幾度となく救った彼を人は尊敬の念を込めて零の大賢者と呼んだ。それから更に年月が経ち齢200歳を迎えたその日、いよいよ大賢者マゼルの寿命も尽きようとしていた。彼を慕う大勢が見守る中、意を決してマゼルが口にする。 「わしは、わしは――実は魔法など何一つ使えはしないのじゃあ…………」  驚愕の表情を浮かべる面々を認め、満足げに旅立ったマゼル。これでようやく肩の荷がおりたとホッとした矢先、なんと記憶を保持したまま500年後の未来に転生してしまった。 しかも、かつてと同じ魔力0の状態で。当然それが発覚した瞬間、彼は魔法使いとして失格者のレッテルを貼られ、るようなことはなかった!それどころか逆に魔力0の大賢者様の再来だ!と喜ばれる始末。一体どうなってるの?いやそんな期待した目で見ないで!だから自分魔法なんて一つも使えませんから!ただ死に物狂いで覚えた武術使ってたら回りが勝手に勘違いしただけですから!魔力が0で一切魔法を使えない大賢者。しかし、彼の身体能力はあまりに常識はずれで、周囲からは魔法にしか見られない。そんな魔力0の大賢者による第二の人生が今始まっ。 ※エブリスタと小説家になろうでも連載中です。 ※コミカライズ決定!7月発売予定のComicREX9月号より連載! キャラクターデザインはぎん太郎様、漫画は色意しのぶ様となります! コミック1巻は2020年12月25日発売です!

更新:2024/6/13

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