もじゃもじゃ頭のクラス委員長は弱小マジック部員。 部の存続のために、同じクラスの副委員長の成子を部活に誘います。 「ぼくはこれから、成子さんの目には見えてなかったけど存在しているあるものを、一瞬のうちに見えるものとして提示しましょう」 委員長は、そんなカケを成子に持ちかける。 「一話 はじまりの二人」 「あのですね、バニーちゃんの格好って、露出が多くて寒いんですよ。委員長も是非、明日にでも、いえ、いますぐにでも着てみたらわかります」 「二話 微か」 委員長と成子のゆっくり進む恋物語。 高校生から大学生まで。 (サイト公開)
更新:2021/6/4
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高校の家庭科の授業で、俺は調理実習をすることになった。 授業が始まる少し前に、家庭科室で俺と友人は駄弁っていた。 そこで友人は部屋の隅にあるモノを見つけた。 それは――ゴキブリホイホイだった。 俺はそのゴキブリホイホイの中を覗いてしまった。 決して人が覗いてはいけない、そのパンドラの箱の内側を。
更新:2018/9/6
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ブーツを履いた黒猫とその主人である雲のようにかるい男の話。全5話とエピローグ。※挿絵があります。苦手な方はオフ設定をお願いいたします。
更新:2014/11/16
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夏休み、誰もいない中学校へとやってきた幼馴染の二人。 互いに想いあっているのに、なかなか素直になれなくて…… コバルト短編小説新人賞・もう一歩の作品に選ばれました。 ※カクヨム、エブリスタでもアップしています
更新:2016/4/8
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背の低い僕は、幼いころから毎晩同じ夢を見る。 暖炉のある部屋で年を取らない女の子と過ごす夢。 女の子と同じ年代なった僕は、一日に何度も居眠りをするようになっていた。
更新:2016/6/21
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「あなたが残るなら、果穂子は百年も千年も、永遠にまでいきませう──」 司書として働く六花はある日図書館の大机の裏にびっしりと書かれている日記を発見する。その日記の秘密を紐解くとき、ある少女の一生と、命を賭けた美しい仕掛けが動き出す。 ※第一話の挿絵は九藤 朋さんよりいただきました。
更新:2018/6/19
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今年もまた、桜の舞い散る季節がきた。 「私」は公園のベンチに腰掛けて「彼」を待っている。 律儀な私は時間前にやってきて、のんびりした彼は約束の時間にやってくる。 話すことはたくさんあったが、花を咲かせるほどの内容ではない。 それでも、それは──照れくさくて、嬉しい時間。 少し成長した彼は、やっぱり中身は変わっていなくて、そのことに安心する。 春が来て、夏が過ぎて、秋を待って、冬を越す。 そしてまた──私と彼は出会うのだろう。
更新:2016/11/29
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キリギリスが死んだ。 キリギリスの名は、岡原 健治。親友だった。 「俺をキリギリスとするなら、お前はアリだな」 高校時代、昼休みの喧騒に包まれた教室で奴は言った。 「俺は人生を夏にかけた。お前は冬を越えるために蓄えた」 高校三年の冬。窓の外では、積もりもしない雪が舞っていた。 俺たちは、俺たちの道を行こうとして、そして互いの道を見守っていた。 それぞれが幸せになるはずだったし、それは概ね外れてはいないのだろう。 だが、俺はアリで、ヤツはキリギリスだった。
更新:2013/8/28
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