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作:よどら文鳥

【完結】水の都の聖獣使い〜売り飛ばされた聖女は砂漠の国で幸せを掴む〜

 エウレス皇国皇太子【ラファエル=フォン=エウレス】の婚約者【リリア】。  リリアは婚約者のラファエルから酷い仕打ちを受けていた。  殴られた頬に手を当てるだけで「何のアピールだ!」とまた殴るようなラファエル。 「雨を呼ぶ聖獣使いなどと大それた名前を持って私のもとに嫁いできたかと思えば、本当に何の役にも立たないグズだったが、ようやく役に立った。カサラス王国の王子がお前を迎え入れると正式に打診があった。国の財宝の三分の一を渡すと言ってきよった」  リリアは王宮を追い出されるが、王宮の外に待っていたのは……。  見たこともないほどの装飾を携えた綺羅びやかな馬車と、燕尾服の使用人。そして馬車の中には……。 「はじめまして、リリア。私はカルム=ヴィル=カサラス。カサラス王国の第一王子です」  褐色の肌に優しい瞳。  この国の人間に比べればかなり痩せて見えるが、それでもなお力強さを感じるような眼力を持った王子。 「リリアは私にとって大切な妻になるお方だ。初対面で嫌われたらと思うと緊張して鼓動が激しくなったほどだ。触ってみるかい?」 「め、滅相もございません」  リリアにとって初めてだったのだ。 人としてまっとうに扱われることも、女としての扱いを受けることも。 「よろしく頼む。リリア」 「はい……」  これが水の聖女リリアの、幸せな生活の始まりだった。 ※本作品は共著となっています プロット担当 すかいふぁーむ 執筆担当 よどら文鳥

更新:2021/1/12

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作:よどら文鳥

【完結】旦那は私を愛しているらしいですが、使用人として雇った幼馴染を優先するのは何故ですか?〜実家に帰ったら義兄様が怒って復讐を始めました〜

「住込で使用人を雇いたいのだが」 旦那の言葉は私のことを思いやっての言葉だと思った。 家事も好きでやってきたことで使用人はいらないと思っていたのだが、受け入れることにした。 「ところで誰を雇いましょうか? 私の実家の使用人を抜粋しますか?」 「いや、実はもう決まっている」 すでに私に相談する前からこの話は決まっていたのだ。 旦那の幼馴染を使用人として雇うことになってしまった。 しかも、旦那の気遣いかと思ったのに、報酬の支払いは全て私。 さらに使用人は家事など全くできないので一から丁寧に教えなければならない。 とんでもない幼馴染が家に住込で働くことになってしまい私のストレスと身体はピンチを迎えていた。 たまらず私は実家に逃げることにした。 状況を説明したら主に義兄様がご立腹になり、旦那たちに制裁を下すと言いはじめるのだった。 ※当小説は他サイトで投稿していましたが、大幅に加筆&修正してこちらで載せています。

更新:2022/8/20

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作:よどら文鳥

「魔眼持ちは不気味だ!」と貴族家を追い出されましたが新国王も魔眼持ちの第四王子に決まったようです〜追放した理由がバレたらやばいから戻ってこいと言われても……もう王宮にいるから手遅れです〜

「ようやく追放できてせいせいする」 「こんなクズ放っておこうよ」 「とっとと消えなさい。クズの親を持った自分を恨むことね」  実の父と義母、義弟から散々な言われようで、レイスは家を追い出された。  これはレイスの左目に宿る【魔眼】の影響だった。  魔眼による事故、事件のせいで魔眼の力は恐れられ、忌み嫌われていたのだ。  伯爵である父、バルスは古いしきたりを大切にするため、魔眼への偏見が強くあったのだ。  物心ついた頃から幽閉され、自立できる年齢になった途端追い出される。  絶望的な状況の中、今は亡き実母の言葉だけがレイスの支えになっていた。 ーー貴方のその綺麗な眼で、綺麗な世界を作ってね  そんな中魔眼持ちを押さえ込み続けた国王が急遽、魔眼持ちの第四王子を次期国王に指名した。  レイスにとって、新国王の即位は大きなチャンスだった。  一方魔眼持ちというだけで差別的な言動を繰り返してきた実家や大臣たちは窮地に追い込まれることになり……。  これは忌み嫌われた魔眼持ちの少年と王が、世界を少しずつ綺麗なものにしていくための物語。 旧タイトル:魔眼の忌み子〜魔眼持ちは不気味だと家を追い出されましたが次期国王も魔眼持ちの第四王子に決まったようです。追放した理由がバレたら家がやばいから戻ってこいと言われても……もう王宮に仕えることになったので〜 ※本作品は共著となっています プロット担当 すかいふぁーむ 執筆担当 よどら文鳥

更新:2022/8/20

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