美しい少女ノエイルは、遊牧の民。彼女には六歳までの記憶がない。 ある日、出会った旅人の青年は告げる。ノエイルは、砂漠の都市国家で信仰される水の女神の一柱なのだ、と。 自分を守る供人として遣わされた青年に、ノエイルは本当の生まれ故郷目指して旅に出ることを要請される。 全ては、雨が降らなくなった砂漠の国を救うために。姉である水の女神にノエイルが助けを求めることができなければ、国は滅ぶ。 青年にほのかな想いを抱き始めたノエイルは、彼のためにも旅立つ決意をする。 襲い来る追っ手。禁じられた女神と人間の恋。 困難に遭いながらも惹かれ合う二人は、旅先で絆を深めながら、水の女神が住まうという湖へと向かう。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
更新:2020/10/18
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次期女王のマルヴィナには、忘れられない初恋の男の子がいる。 王位継承者が代々学ぶ寄宿制の名門校(※男子校)に入学したマルヴィナは、ついに彼と再会を果たす。 だが、彼は双子だった。それも見分けのつかないくらいそっくりな。双子のどちらが初恋の君なのか分からず、頭を抱えるマルヴィナ。 双子の弟のフィラスは一見冷たいが、可愛い動物と音楽が好きで、マルヴィナと次第に親しくなる。 一方、隣国の孤独な王子と友達になったマルヴィナは、自分だけでなく彼の交友関係も広げていく。 ちょっと色恋に鈍い次期女王と、初恋の君かもしれない少年、訳あり王子が学院で繰り広げる三角関係。 ※男性の主要キャラは、第二章から登場します。
更新:2018/11/5
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第二王子シュツェルツは十一歳。彼にはひとつ悩みがある。大好きな侍医アウリールが、新任の近衛騎士と楽しそうに話しているところを目撃してしまったのだ。 シュツェルツは、嫉妬などしていないと自分を納得させるため、アウリールたちの会話の内容をなんとしても探ろうと決意する。まずは、女官たちから情報収集だ。 ※『ひねくれ王子と新米侍医』の続編です。基本、相手が好きなあまり、空回りしてしまう主人公を愛でる小説です。
更新:2019/4/11
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出戻り伯爵令嬢は不器用な恋の果てに幸せを掴む。 26歳のエルスベトは、10年連れ添った夫から離婚を切り出された。子どもを授からなかったことが原因だ。 実家に戻ったエルスベトは知識を活かし、王宮の薬草園で働き始めた。やがて、侍医の青年と出会い、心惹かれるようになる。だが、王太子の秘書官との見合い話が舞い込んできて……。 ※カクヨム、ノベルアップ+でも公開しています。
更新:2021/3/28
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田舎に帰ってのんびり医師をしたい、と希望していた医大生の青年アウリールは、第二王子の侍医に抜擢されてしまう。奨学金の返済を免除してもらう代わりに、侍医になることを承諾するが、初めて顔を合わせた王子の態度は冷たい。 王子が心を閉ざすのは、母親に愛されていないためだと知ったアウリールは、まだ幼い王子の将来を危惧し、不穏な未来を変えるために、彼のたった一人の味方になろうと決意する。 まずは、前任の侍医から国王一家の情報を得ようとするが、返答は「やめておけ、首を刎ねられるぞ」だった。
更新:2018/12/31
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王太子妃になるために育てられた公爵令嬢ロスヴィータ。四年後に婚約する代わりに、王太子付きのお雇い(臨時官扱い)女官になることを許される。が、王太子シュツェルツは極度の女好きだった。 任期中、彼に嫌われて、婚約を阻止しようと決心したロスヴィータだが、優しくて型破りな王太子に何度も助けられる。 戸惑っているうちに、彼に気に入られ、「妹」として溺愛されることに。 しかも、いつの間にか側近の仲間入り。 嫌われたかったはずなのに、どうしてこんな事態になるの!? 恋を知らない令嬢が恋多き王太子との婚約を望むようになり、やがて王太子妃にと望まれる、じれじれ恋愛物語。 ※本編53話+番外編1話 ※最終話を差し替えました(2020年6月30日)。
更新:2020/6/13
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