北の農村で神殿守として暮らす少年セス。 捨て子ながらも神殿長に拾われ、平和な日常を送っていた。 いくつか秘密を抱えながらも、そんな日々がずっと続いていくはずだった。 「何か用かの?」 だが一つの出会い。そして——異変から、その日常は大きく変わった。 「お主に力と命を与えよう。だが、それは人の理を捨てるということじゃ」 少年は村から旅立つことを余儀なくされる。 一人の少年と一人の鬼、流転する世界の中で二人は歩んでいく。 その邂逅は偶然か、必然か。
更新:2023/5/20
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
放浪の旅をしていた画家崩れの青年ロディは、冬のある日、とある辺境の街に辿り着く。 余所者への風当たりが強く、宿もないという街の状況に途方に暮れるロディだったが、ただ一人、街外れの館に一人暮らす少女、シャルロットだけが彼を助けた。 だがロディは偶然、彼女が人ならざるもの――吸血鬼だという事実を知ってしまう。 死を覚悟したロディに、しかしシャルロットは言った。 「私の絵を描いて。その間に、私はあなたが信用出来るか見極める」 夢を失った青年と罪を抱えた少女、二人が出会った時――運命の歯車は回り始める。 (ノベルアッププラスにも掲載しています)
更新:2019/6/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
1519年、春。 栄華を極めた黄金帝国アステカ。 そこへ訪れたのは、エルナン・コルテス率いるエスパニャからの探検隊だった。 奴隷の娘マリナリは、ある夜、コルテス軍の修道士ヘロニモ・デ・アギラールと出逢う。 それは、ひとつの文明が滅びる足音でもあった…… これは歴史の裏に刻まれたひとりの少女の物語。 ※この物語はアステカ時代に実在した少女マリンチェをモデルにしておりますが、 創作を多々含んだフィクションです。 史実とは異なる部分もありますので、ご了承ください。 illustration by 裏花火
更新:2019/11/4
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
機械樹に覆われた街、シリカ・トーラスには青空がない。 昼夜の存在しない世界に生きるシリカ・トーラス市民は、人間の血に含まれる鉄分を捕食する「機序胞子」の襲撃に怯えて生きていた。血液に鉄分を含まない人型兵器「ノンフェラス」であるヒムフミ・サカイは、ある日、ノンフェラスでありながら人に近い外見を持つ女性、イナシアに出会う。機序胞子との戦いは、ヒムフミたちに幾つもの謎を提示する――機械樹とは、機序胞子とは何か。ノンフェラスとは何か。そして、ヒムフミがイナシアに惹かれて止まないのは、いったい何故なのか? これは、継承される災禍と叡知の物語。 ※残酷描写、性的描写を一部含みます。
更新:2024/4/28
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
世界最強のババアは、無実の罪で投獄された孫娘を助け出すため、わざと捕まり、監獄に侵入する。だがそこは、絶対に脱獄不能とされるア・ヴァシリ監獄であった。 カクヨムWeb小説短編賞応募作品です。もし面白かったら星で評価していただけたら嬉しいです。
更新:2022/1/27
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
後に世界の命運を賭けた戦いに身を置く、その少年は、しかし英雄と呼ばれることはなかった。 これは、英雄譚ではない。 これは、一組の男女の長き縁の物語。 ※他の小説サイト様にも投稿しております。
更新:2024/4/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。