放浪の旅をしていた画家崩れの青年ロディは、冬のある日、とある辺境の街に辿り着く。 余所者への風当たりが強く、宿もないという街の状況に途方に暮れるロディだったが、ただ一人、街外れの館に一人暮らす少女、シャルロットだけが彼を助けた。 だがロディは偶然、彼女が人ならざるもの――吸血鬼だという事実を知ってしまう。 死を覚悟したロディに、しかしシャルロットは言った。 「私の絵を描いて。その間に、私はあなたが信用出来るか見極める」 夢を失った青年と罪を抱えた少女、二人が出会った時――運命の歯車は回り始める。 (ノベルアッププラスにも掲載しています)
更新:2019/6/23
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一年中氷と雪に閉ざされ、春が来ない島国グラスリード。 王女のティアは療養のため滞在していた別荘地で裏切りに遭い、海に突き落とされてしまう。 しかし目が覚めたら、キリアと名乗る吸血鬼に拾われていて——!? 救国のために力を貸すという吸血鬼騎士の手を取り、あらゆるもふもふたちとの出会いを経て、国を取り戻すために頑張るお姫様の物語です! 毎週水曜日の朝7時に更新します。 依月さかな
更新:2021/5/19
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人類と吸血鬼の最終戦争から八百年あまり――。 戦争に勝利し、全世界の支配者となった吸血鬼のもとで、人類はかろうじて生存を許されていた。 荒れ果てた大地にひしめくのは、最終戦争で用いられた人型兵器「ウォーローダー」。 かつて吸血鬼と戦うために生み出された鋼鉄の巨人兵士は、いまでは人類同士の闘争の道具として災厄をもたらしていた。 力なき人々は、恐怖と嫌悪を込めてウォーローダーの搭乗者を「ローディ」と呼んだ。 賞金稼ぎの少年アゼトは、育ての親でもある凄腕の女ウォーローダー乗り・シクロとともに、あてのない放浪の旅を続けていた。 吸血鬼の姫リーズマリアとの出会いによって、アゼトとシクロの運命はおおきく変わりはじめる。
更新:2024/4/15
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平成最後の夏、東堂渉はダリアと東京・日比谷公園にて再会する。 ダリアに会うたび思い出すのは、家族の面影と愛した人、そして渉が「人ならざるもの」に生まれ変わったあの日の記憶――。 平成と日露戦争末期の東京を舞台に、異色の吸血鬼譚が幕を開ける。 初出:『吸血鬼作品集 VIAGGIO NOTTURNO』、2019年1月20日発行 注:作中の時代性を表現する目的で、一部現代では不適切な語句を使用しております。
更新:2020/8/22
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吸血姫は、同じ“魔族”から捨て石にされた。 死霊術師の召喚勇者は、教会から裏切られ使い捨てられた。 「もはや、魔族も人もないわ。ただ、妾たちのようにどこにも身の置き場がない者の力になりたい。今となっては、それだけが妾の望みよ」 吸血姫――ミュリーシアは、そう言った。 「それなら、ここに国を作るしかないな。新しい国をさ」 死霊術師――稲葉冬馬は、そう答えた。 二人が逃げ延びた先は、人と魔族の領域の中間にある孤島。 そこに残されていたのは、廃墟となった街と未練を残したゴーストたち。 すべてを失った吸血姫と死霊術師は、島を開拓し、人とも魔族とも交易し。 そして、ダンジョンも攻略して国作りをスタートさせる。 まだ見ぬ誰かのために、自分たち自身のために。
更新:2022/2/26
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ナイトウォーカー。夜を歩くもの。 彼らは擬態して、人間のフリをして狩りをする。 ナイトウォーカーこと吸血族を討伐するための軍事組織の予備学科の学生会長浅海潔に、密命がくだる。 さらに、義理の弟である浅海創と協力をしなければならない。 優秀な会長としてふるまいながら、吸血族を憎悪し、周りを見下す浅海潔。 そんな彼と、義理の弟と、紅茶の話。 ※2020.0726 AM1:46 キャッチコピー、紹介文を微修正。 ※※本編の修正はありません。 ※第二回こむら川小説大賞応募作品 テーマ『擬態』 ※BGM 堂本剛『濡れ鼠』 Eve『お気に召すまま」
更新:2020/7/25
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