私は今日も、砂粒一粒以下の存在となって時を刻む。 私の役目は、世界が”レコード”の記した通りに進行することの監視。 たったそれだけの役目のために私は人ではなくなり、死ぬことができない体になって、永遠の時を生きる羽目になった。 その本を持った者は、永遠にその本から与えられた役目をこなさなければならない。 でなければ”時空の狭間”と呼ばれる無の空間で永遠を過ごすことになる。 これは”本”を持った者たちの、人知の及ばない領域で起きる世界危機への奮闘劇。
更新:2023/6/1
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太平洋戦争で起こったある噂話をを追いかけていたテレビ局のアンカーとカメラマンは遂にその当事者である一人の老人へと辿り着いた。その老人が語る真実はアメリカ軍が隠し続けていた沖縄戦の汚点と、一人の日本軍パイロットとの秘話だった。 神風戦法に敢然と反旗を翻したその日本人は自らの知恵と実力でアメリカ軍最強艦隊へと挑戦状をたたき付ける。旧式の攻撃機によって行われた影の『菊水作戦』の全貌が明らかになるにつれ、二人は戦争というドラマが作り上げた許されざる友情と特攻の真実を知る。 なおこの話に出てくる人物・団体・事件に関してはすべてフィクションです。ご了承ください。
更新:2023/8/18
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昭和の春、安井金比羅宮に女学校の友人と共に訪れた14歳の鈴。そこで彼女は、暗い藤色の瞳をした女と出会う。花房と名乗る彼女の首には、首くくりの縄目のあとがあった。無垢な娘と死を願う女。結ばれてしまった縁は、もつれ、絡み合っていく。
更新:2020/3/8
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古希を迎えるわたしは、孫が落とした消しゴムで遠い日の記憶が蘇った。 木造校舎と、卵焼きのにおい。
更新:2020/1/16
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時は昭和63年。六本木のペットショップで目を覚ましたポメラニアンのかわいい幼犬、実は「人間の心」が読めるスキルを持った元おっさん転生者だった。 日本中がバブル景気に浮かれ華やかなこの時代で、ポメラニアンとして自分らしく生きようとする彼の前に「魔王」と呼ばれる何者かの思惑が密かに近づきつつあった…… 少しずつ仲間を集めて魔王に戦いを挑む、かわいいポメラニアンの大冒険がいま始まる! ※この作品はカクヨムにも同時連載しております
更新:2024/4/30
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昭和58年3月3日。ひな壇の前で記念写真を撮った留実子と唯子は、昭和33年3月3日にタイムトラベルしてしまう。「元の時代に戻るためには、2時間以内に『桜井写真館』で写真を撮るように」と謎の声に言われた二人は写真館を探すが、そこには二人にそっくりな少女たちがいた。
更新:2021/2/28
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主人公 厳島 裕二は東京での高校生活を謳歌していた。数ヶ月前、秋田の田舎から久方ぶりに上京してきた彼はオーディション番組 『スター降臨』の優勝景品である 世界一周旅行につられ予選に参加することとなる。 その事がきっかけでまさかの芸能界デビュー、男性アイドルという全く望んでもいない路線に走らされ…いつしか彼の作る楽曲は世界に羽ばたくこととなる。 できればフォロー、評価のほどよろしくお願いします。m(_ _)m
更新:2021/11/5
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昭和初期の帝都・東京。潔癖で頑なな女学生・羽多野翠と叔父の酒浸りの文士・大久保純は、翠が謎の透明の怪人に懸想をされた事がきっかけで怪異に巻き込まれるように。「百に届くにはどこか足りない」連作短編集。 帝都つくもがたり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483)の続編になりますが、ここからでも読めるかと思います。 さらに続編帝都つくもちぎり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884209862)、番外短編帝都つくもあつめ(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882852127)もあります。
更新:2017/5/21
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戦前昭和の帝都・東京を舞台に起こる怪異の数々と、それにまつわる人々の、「百に届くにはどこか足りない」物語。 帝都つくもがたり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483)、帝都つくもかさね(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883013792)、帝都つくもちぎり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884209862)の番外編的短編集ですが、ここからでも読めるかと思います。 【登場人物】(適宜更新) 大久保純:酒浸りの三文文士。怖がり。 関真二:「帝都読報」新聞記者。自分勝手。 菱田明彦:「秋風社」の編集者。書痴。 羽多野翠:大久保の姪。頑固。
更新:2017/8/11
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