人の心の闇を糧(かて)とする妖魔。その王を創造主として崇める「大陸」で、戦乱の世が終わりを告げようとしていた頃。 かつて大神殿に仕えたシルルースは、幼い頃に出逢った愛しい人への想いを心に秘めたまま、庇護者で妖魔のザルティスと共に人里離れた森の中で暮らしていた。ある日、傷を負って森に迷い込んだ貴族の青年を救ったことから、知らず知らずのうちに大陸の創世神話を覆すほどの陰謀に巻き込まれていく── 「天竜の花嫁」と呼ばれる大神殿の巫女と、彼女を守護するために全てを捧げる戦士の、切なくも甘い恋を軸に、彼らを取り巻く人々の想いが錯綜する荘厳なハイファンタジー。 ✴️長編ファンタジー『最果ての、その先に』と同じ世界観ですが、登場人物と時代背景が異なります。続編ではありません。
更新:2020/2/14
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才色兼備の軍医イザベラと、容貌魁偉な中将イーサンは、軍きっての鴛鴦夫婦。 二人が初めて出会ったのは八年前。イーサンの一目惚れだった。 戦場に凛と咲いた一輪の花。その麗しい容貌の裏側に秘められた、イザベラの切ない過去とは——。 ※『竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~』の番外編です ※本編を読んでくださった方向けの内容となっております ※本作は「小説家になろう」と「エブリスタ」にも掲載しております
更新:2017/5/4
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シスコンだって自覚はあるけどさ、異世界で妹嫁にするとは普通は思わないよね。 スローライフ以前に気を抜くと死にそうになるのって何とかならんものかね。 『世界と妹を天秤にかけるなよっ!』 * 「どーすんだよ、この大惨事っ!」 「どうするもこうするも全部丸っと計算通りよ」 * 「歩行は無理ですわね。足の裏についたローラーで滑って前進する仕様です」 『やめてやれよっ! いくら心臓に毛が生えてるねーちゃんでも妹がちびったら傷つくっつーの』 * 「準備はいいかね、マイシスター」 これは姉妹の物語。 ブックマーク、評価ありがとうございます。 ※カクヨム様にも投稿しています。
更新:2024/4/29
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イーデルト・クローデリア。 それは神子の目を持つ異形の娘に与えられた名前。 神の使い子の特徴と、異界の迷い子の特徴を、一身にあわせ持つイーデルト・クローデリアは、十五になったその年に、自分がどちらであるべきなのか盟主を通して神に伺いをたてるよう両親に言われ屋敷を出た。 朝と昼の盟主に拒絶され、最後に訪れた夜の神殿で、イーデルト・クローデリアは夜の盟主に自分の在り方を尋ねる。 これは、忌み嫌われ愛される娘と、夜の現身の邂逅の一幕。
更新:2022/9/13
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【電撃《新文芸》スタートアップコンテスト 中間選考通過作品】 人と妖魔が共存する「大陸」と呼ばれる世界。 大切な人を目の前で殺され、自らも傷つき囚われの身となった傭兵シグリド。絶望の底にいた彼の命を救ったのは、まだ幼い治癒師の少女ファランだった── 戦火の絶えない世界で、ただ一人を想い続けながら、出逢いと別れを繰り返す恋人達の姿を描く、切なく甘いハイファンタジー。 ✴️【登場人物紹介と用語解説】長い物語をお読み頂くうちに「迷子」になった時などに、ご参照下さい。 ✴️「大陸」の創世神話や伝承については、短編集『夜闇の薄明かり』をご参照下さい。
更新:2018/7/22
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Twitter企画〈#文披31題〉参加作品 若者の姿に扮して人里に降りる龍神と、社に祀られ自由を奪われていた娘。 気に入って攫ってきたはいいものの、 しきりに下界の様子を気にする娘がいつか出ていってしまうんじゃないかと、龍神は気が気じゃありません。 娘ののぞみは叶えてやりたいが手放したくない龍神、 そんな彼の気も知らず天上での暮らしを謳歌する世間知らずの娘、 ふたりが出会い育むさいわいについての掌編集です。 時系列は多少前後しますが、おおむね順番どおりに進みます。 関連作はこちら https://kakuyomu.jp/works/16817139556201520514
更新:2022/7/31
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二十歳の誕生日を迎えたバートリ家のご令嬢エリザベルは、吸血鬼の一族と誤解され、結婚相手が見つけられずにいた。 そんな中、宗主国の王から、隣国のワラキア公との結婚を勧められてしまった。 ワラキア公と言えば、敵味方関係なく串刺しにしてしまう、〝串刺し公〟という異名があった。 そんな残酷な人物との結婚なんて絶対無理!!と思っていたエリザベルだったが、しぶしぶ嫁ぐことに。 嫁ぎ先で出会ったワラキア公は、なぜか牛の頭蓋骨を頭から被り、一言も喋ろうとしない。さらに、夜になると地下から竜の唸り声も聞こえて――!? バートリ家の吸血姫(※誤解)と、ワラキアの串刺し公(※誤解)の、想定外の異類婚姻譚。
更新:2024/4/29
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