体調を崩した一人暮らしの祖母を見舞うために数年ぶりに訪れた田舎の町は、海も山もそこに住まう人々も記憶の中にあったままに存在し続けていた。 祖母は思いの外に健勝な様子ではあったが、夏休みに入ったばかりで取り立てた予定もなかった私は、そのまま田舎の町に数日ほど滞在することに決めた。 翌日になり、幼かったかつてに足繁く通った海へと足を運んだ私は、日の傾きかけた海岸で思いもよらない人物との再会を果たす。 その相手とは中学一年の夏に出会い、やがて恋をし、そしてもう二度と会えないはずだった少女だった。 人生とは斯くも残酷であり、だがそれ故に美しい。 ※この作品は小説投稿サイト「カクヨム」さん「アルファポリス」さんにも投稿しています※
更新:2023/7/19
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幼馴染の真名に彼氏が出来た。喜ばしい事のはずなのに素直に喜べない僕がいた。 真名の事は素直に祝福したいし、彼氏の徹は僕の親友でいい奴なのは太鼓判を押せる。 それに僕が好きなのは真名じゃなくて『真帆』だ。 幼い頃の虐待で解離性同一障害、いわゆる多重人格症を発症した真名の中に存在する副人格の『真帆』だ。 僕は男性恐怖症でもある真名に彼氏が出来るとは考えておらずに油断していたのだ。 彼氏が出来たとすると今までの距離感を保つのは難しいだろう。 真名の中の副人格の彼女たちとも会う機会が減ってしまう。その事実が僕の気持ちを暗くさせるのだ。
更新:2023/10/22
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キサラギ橋上警備隊に所属する警備員・通称ブリディアンと呼ばれる役職に就いている彼。 ――橋上アオイ。 彼は新人が来るという通勤初日に、街角で少女と出会う。 まるでギャルゲのような始まり――少女が、原チャリに乗っていなければだが―― そしてそんな少女は実は新人で、しかも一緒に暮らせ?! これは橋の上に暮らす人々がいる世界。 とそんな日常を守る警備部隊の非日常。
更新:2023/5/23
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