久我和人、35歳。 彼は凶悪事件に巻き込まれた家族の復讐のために10年の月日をそれだけに費やし、目標が達成されるが同時に命を失うこととなる。 しかし、その生きざまに興味を持った別の世界の神が和人の魂を拾い上げて告げる。 ――君を僕の世界に送りたい。そしてその生きざまで僕を楽しませてくれないか、と。 その他色々な取引を経て、和人は二度目の生を異世界で受けることになるのだが……
更新:2022/9/7
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ファンタジア文庫から書籍化決定!! ありがとうございます!! ────────────── 『運命の赤い糸症候群』 数十年前から突発的に現れた奇病は、世界をある意味で混乱に陥れた。 16歳になる年の4月22日に、左手の薬指に現れる赤い糸。 切れないし燃えない。それどころか触ることもできない。 その赤い糸は同い歳であれば、世界のどこかにいる運命の人に必ず繋がっている。 繋がっている相手とは何があっても絶対に結婚することになり、何があっても幸せになることが約束されている。 互いにアゲチン、互いにアゲマン。 故にそれは、『運命の赤い糸』と呼ばれていた。 そう……それが、天敵のような相手だったとしても──。
更新:2022/4/10
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この世界では魔法使いは弱い。 ごく一部の例外を除き、魔法を使うよりも剣で切った方が早いとされ、魔法使いは治療でしか活躍できないとされていた。 そんな中、「魔法兵」によって構成された傭兵団が台頭を始める。 その傭兵団の団長は13歳の少女――前世で、別の世界でも傭兵をやっていて、戦死して生まれ変わった、戦争狂。 彼女は、この世界でも大好きな戦争をするために、魔法を武器とする傭兵団を立ち上げたのだ。 「では夢のような戦闘を続けよう。ロマン溢れる魔法を主体とした戦闘を。 ……ああ、君たちにとっては悪夢のような、だったかな」
更新:2024/6/21
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いい年して中二病が治らなかった男は、ネットオークションで購入した肉塊から異世界の邪神を復活させてしまう。 そうして出会ったのは邪神の端末を名乗る美少女。 責任を取って、邪神本体を殺すために剣と魔法の異世界に転生した男は、修行と研究の果て邪神を打ち倒す。 「来世でまた会おう、必ず見つけて迎えに行く」 男はそう約束して、彼女の邪神としての呪縛を解く。 そして、彼女の後を追うように、自分も同じ時代に転生するように仕組んで自害。 来世こそ平和に暮らし、今度こそ童貞を卒業したいと思いながら。 そして千年後――。 かっこつけて邪神に啖呵を切った彼だったが…… 「どうしてこうなった」 男は転生した。……女の子として。
更新:2023/8/25
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物心が付く前に両親を亡くした『秋風 花梨』は、過度な食べ歩きにより全財産が底を尽き、途方に暮れていた。 そんな中、とある小柄な老人と出会い、温泉旅館で働かないかと勧められる。 怪しく思うも、温泉旅館のご飯がタダで食べられると知るや否や、花梨は快諾をしてしまう。 そして、その小柄な老人に着いて行くと――― 着いた先は、妖怪しかいない永遠の秋に囲まれた温泉街であった。 そこで花梨は仕事の手伝いをしつつ、人間味のある妖怪達と仲良く過ごしていく。 ほんの少しずれた日常を、あなたにも。
更新:2024/6/21
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