――ごめんなさい。殿下。殿下とは結婚できません。 婚約者にそう告げられた王太子オレアは、前世で女に振り回され続けて苦労した挙げ句、命を落とした前世を思い出す。 ただ真面目に誠実に生きようとした前世に、同じように誠実な王になろうと努力してきた今世が重なり、オレアは確信する。 ――結局はしたいように生きた者が得をするのだ、と。 ならば俺は暴君となろう。 そう決意したオレアは、国を巻き込み好き放題しはじめる。 これは「真実の愛」を否定する物語。 そして、彼が「恋」を知る物語。
更新:2024/4/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
第二部連載中。 ウラガーン史記に記された、その始まりの一節について描く。 英雄王と呼ばれるに至るヴィールヒと、彼を支えし十聖将。 国家と志と、精霊の巫女とが絡み合う中、彼らは古きものを打ち倒し、あたらしきものを作る。 古き時代に戦った大精霊と、龍。人の世になり、それらは眠りについた。人の、心のその内側に。 大精霊の翼は盾、龍の牙は矛。それらがぶつかるとき、星は雨となり、雨は血となり、地を濡らす。人はその滴の歌を奏で、そして聴く。 そして、彼らは、繋ぐのだ。 その怒りを、悲しみを、喜びを。 それは、さながら、暴れる風。
更新:2020/5/7
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
孤独を愛しながらも、心の拠り所を求める不器用な青年艦長シャインと、我儘で天真爛漫。けれど誰よりも彼の心を知る『船のレイディ』との波乱万丈に満ちた海洋FT。 二人を繋ぐのは「使い走り」と揶揄されるエルシーア海軍のスクーナー船「ロワールハイネス号」。かの船に設置された『船鐘』を巡って、様々な思惑と陰謀にシャインは巻き込まれていく。 【お知らせ】 ★23年4月エイプリルフール企画でリメイク前の「第5話」をベースにした旧後日談、公開。※必ず「始めにお読み下さい」で内容確認お願いします。 ◇登場人物紹介・番外編はこちら。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889622901 ※本作は「小説家になろう」「エブリスタ」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。
更新:2023/4/7
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
【小学館ガガガブックスより書籍化販売中!】目覚めたとき、何故か自分が赤ん坊だと言う事を認識出来てしまった。日本語と言う文字が公用語の世界で読み書きが出来たユウマは、村を発展させようと内政チートの土台である勉強を子供たちに教える事にしたのだが、その事で教会に勧誘されてしまう。勧誘を断ってからは、教会や領主そして国からと色々な所から目をつけられてしまう。 この物語は、特に何の目的もない主人公ユウマが適当に暮らしながら人知れず世界を救う冒険譚である。
更新:2020/8/9
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
転生勇者によって魔王が倒された後の世界。 現代文明の技術で、ファンタジー世界が塗り替えられていく。 これは、そんな世界に召喚された、何者でもなかった主人公・直行の物語。 現代日本でなにもかもうまくいかなかった直行が、知恵と機転で鬼畜令嬢の借金返済や決闘裁判を切り抜け、世界の中心人物へと駆け上がっていく。 ※なお、タイトルにある鬼畜令嬢ですが、悪役令嬢ものではありません。 ※イラストが不要の場合、非表示に切り替えることができます。
更新:2024/5/18
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。