ファンタジックな架空の世界の紀行小説です。 ひととき、ここではないどこかに貴方をお連れします。 一話完結式の短編集で、どの作品からでも読めます。 新作を思いついたら、追加するかもしれません。 競作企画「旅人物語」のために書いたものです。 小説サイトTEAR DROP. http://www.teardrop.to/ で掲載しているものの転載です。 作品リンク集「異世界風土記」様でご紹介いただきました。 http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/
更新:2022/1/3
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深淵の森と呼ばれる、精霊のあふれる地で育った金の瞳の青年サナトは、ある日、風の報せで二つの来訪者を知る。 ひとつは結界を破り森を蹂躙しようとする侵入者。そしてもうひとつは、精霊に導かれた旅の少女レラ。 レラとの出会いにより、妖魔を呼ぶ呪われた身であると自覚するサナトは、世界に忍び寄る災厄を知る。 「妖魔が湧くには理由がある」 サナトが人としての形を失う未来は避けられないとしても、偉大な竜を探し出せれば、世界を救える可能性がある。 何もしなかった、という後悔は無くなる。 そう覚悟を決めたサナトは、レラとエルクのムー、相棒の銀狼ナギと共に、遥か西方ダウディノーグ王国を目指し旅立つ。 重複掲載「カクヨム」
更新:2022/1/12
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弦楽器職人だった前世を持つヴィオラ。母を亡くした途端新しい家族を引き連れた父が戻ってきた。その日から、嫌な考えばかりが過る。見向きもしない父、贅沢好きな継母、愛らしい異母妹。住み慣れた屋敷が塗り替えられ、心の支えだった婚約者さえ離れてしまう未来を知っている気がする。説明できない不安が膨らみ、過ぎ去った音を求めてしまう。 あの方は、真っ直ぐでよく響く。
更新:2022/4/18
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魔霧混じりの灰色雲に覆われた、死の国と呼ばれる赤き大地。志半ばで倒れた青年、ハロルドの姿があった。仇である赤銅色の竜を追って、空を目指していたはずだった。彼に惹かれ流星の如く飛来したのは、古代戦争の遺産兵器が一体――美しき群青色の竜、ミラだった。
更新:2022/10/16
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どんな相手と組んでもろくな結果にならず、『凶運』などという二つ名がついてしまったジャスレイ。今や臨時の協力者を見つけるのにも不自由する始末だ。 その日、待ち合わせ場所になかなか現れない協力者に気を揉んでいると、奇妙な男が空から降ってきた。 こいつが今回の相棒でいいんだよな? 普段通りの依頼をこなしたつもりだったのに、妙な事態に巻き込まれ、ロクでもない二つ名が増えていく! 異世界転移ものですが、チートなし、主人公さほど強くもなし、地味で地道な冒険者稼業の話になりそうです。 ※残酷描写まではいきませんが、たまにプチグロ表現あります
更新:2020/12/19
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これは、社会の頂点にいた貴族女性が、最も卑しい職とされる剣闘士としての道を自ら選ぶ物語。 『サクラ』 それが私のもう一つの名前。 貴族の娘として生まれた女は、親の決めた相手に嫁ぎ、跡継ぎを成して家の繁栄のために我が身を捧げる。 それこそが親のためであり、家のためでもあるのだと、父に教えられた。 だから私、セクスティリアは、おしとやかに、慎ましく。なるべく名門貴族や大富豪の目に留まるよう、淑女であれ、と。 そんな風に、淑女たるよう教育され生きてきた私が、奴隷や娼婦と同等に忌避される剣闘士をめざすことになる。 それは、とある男性二人との出会いがきっかけだった。
更新:2022/1/5
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