二人の王女の運命は、他国へと嫁ぐ時に動き出す。 一人は華やかな未来を夢見て、自分が幸福になると信じきり、絶対的な自信を胸に自らの夢のため、進んで動き出す。 もう一人は――――過去の傷から、すべてを他人に流されるまま、言われるままに身をまかせ、決して、自分の運命にあらがおうとしない。 そんな双子の王女達の運命が動き出す。 その先に待っているのは、祝福の鐘か……それとも絶望か。 今、時を刻み始める。
更新:2018/6/2
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あの地とこの世のはざまを舞台にした、ちょっと不思議な物語。 切ないお話ですが、気分転換したい時に、ぜひどうぞ。【短編4300字】 冬の海。たそがれ色の砂浜で、アオイは胸が高なる瞬間をむかえた。 人の最期を見送る『渡し人(わたしびと)』、アオイ。若返っていく、ある人。 長いながい時をかけ、紡がれていくふたりの想いの行く末は…
更新:2020/12/15
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薬屋を営むシルル=ベディートには、他の人間には見えないモノが見えている。 それは人の頭の上に現れて、その人の感情や未来を表すもの。それを見ればその人の気持ちも未来も知ることができてしまう。そのせいで「占い師」扱いされることもしばしば。 そんなシルルだからこそ知っている。 巷で一番の美男子で恋多き男、花の騎士と謳われるエクトル=アルデルデが、実は恋などしていないことを。それどころか女嫌いであるらしいということを。 ひょんなことからエクトルを助けてしまったシルルは、女嫌いであるはずの彼から興味を持たれてしまったようで……。 ※本編完結済、番外編を時々更新します。 ※書籍化&コミカライズ!ありがとうございます!
更新:2024/5/10
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王都で王子の婚約者へのあらゆる嫌がらせの主犯として濡れ衣を着せられたリーフェ。 証拠不十分で投獄こそされなかったものの、国境付近にある貴人の牢獄とも言えるストラウク修道院へと連れて行かれることに。 わたし、何もしてないのに? 開き直った天然令嬢、散々「魔女」と呼ばれていたことを思い出し、それならいっそと移送中に逃げ出して魔女の家を訪ねた。 「わたしを弟子にして欲しいんです」 「…………は?」 これはのんびり屋でぽややんとした令嬢が森のツンデレ世話焼き魔女(ただし男)のもとで送るほのぼのスローライフ(たぶん)
更新:2020/11/8
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アンリエットは危機に陥っていた。 両親と兄に騙されて、あれよあれよと見合いをすることになってしまったのだ。 代々騎士をやってきたファビウス家、両親は筋肉馬鹿。しかしアンリエットはたくましい筋肉が大っ嫌いだった。 「筋肉ダルマとお見合いなんて! 結婚なんて! 絶対にごめんなんだから!」 かくしてアンリエットは逃亡するのだが、窓から飛び降りた下には天使かと見紛うほど綺麗な男の人がいて――。 あれ? なんであたしはこの人とお友達になってるの? 少女騎士によるお見合いからの逃亡劇、のはずがなぜかイケメンもついてきた。
更新:2019/5/26
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【コミカライズ連載中】 アメリアには、婚約者がいた。 彼は、侯爵家の次男で、貴重な「土魔法」の遣い手だった。 婚約者とは良好な関係を築けていたと思っていたのに、一歳年上の彼が王立魔法学園に入学してから、連絡が途絶える。 不安に思うが、来年には自分も入学する。そのときに話し合えばいい。 そう思っていたのに、一年遅れて入学したアメリアを待っていたのは、周囲からの冷たい視線。 婚約者も理由をつけてアメリアと会おうとしない。 孤立し、不安に思うアメリアに手を差し伸べてくれたのは、第四王子のサルジュだった。 2023/06/22 本編完結しました。
更新:2024/6/7
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