秋津野(あきづの)の領主のひとりむすめ・くれ姫の舌に白百合の花が宿った。 この奇病快癒を願い、姫とその侍女・しろは国の女神が鎮座まします清(きよ)の海まで旅をする。 しかし道中、姫がおのれの病について思わぬことを語り出し……。 ●関連話『白梅異聞』:https://kakuyomu.jp/works/1177354054907280272 くれの皇后(くれ姫)没後、好文比売の乳で生かされた少年むめが主人公のお話です。本作の侍女しろも登場します。
更新:2019/10/19
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奈良時代、南九州一帯に居住していた「隼人」と呼ばれる人々はヤマト王権への帰順を求められ、朝貢を行っていた。 「吠声(はいせい)」という声で魔を祓い、王権を守護する任務などに就くためヤマトへとやってきた阿多のカザトは、得意の格闘術を通して様々な人々と触れ合い、心を通わせてゆく。 だがやがて大隅半島の隼人たちとヤマトとの間に全面戦争が勃発。カザトは好敵手である大隅のヒギトと戦場でまみえることとなる。 友への思い、愛すべき人への思いを胸に、カザトは運命とどう向き合うのか―。 史実、「隼人の乱」をテーマとした長編古代ロマン。 第15回「歴史浪漫文学賞」、3次選考通過作品 noteにても公開中。
更新:2019/1/31
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ある一家にだけ幸運をもたらす秘密の力を持つ女の子に、青年は恋をしてしまった――。 貿易業を営む父が信頼していた部下の裏切りにより、住む家以外の財産をすべて失った西條家の一人娘、茉由子。彼女は借金相手の息子である青年、総一郎の誘いで一風変わった仕事を請け負うことになった。 借金返済のため、そして学費のため、全力で生きる茉由子を見続ける青年は、だんだんと違う感情を抱くようになっていく。 大正時代のようで少し違う、そんな世界のお話です。 ☆投稿開始から20日ほど。 すでに約1,000人もの方に読んでいただけてとても嬉しいです! ありがとうございます!
更新:2024/5/17
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ダンジョンが出現して10年が経った日本が舞台のファンタジー作品です。 男手一つで幼い息子を育てる神城雄貴は、突如として推しを失った愛息・桐斗の為に探索者になる事を決意する。 中二の時に特有の病にかかってキックボクシングジムに通っていた過去を持つ雄貴は、自身の格闘技理論をベースに鬼練を開始。 果たして雄貴は有名探索者となって、可愛い息子の推しになる事は出来るのか!?
更新:2024/5/17
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いろいろ そば を作って食べます。(ネダ)
更新:2021/12/31
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唐棣(はねず)家の庭に植えられた一本の藤が「鬼憑き」と呼ばれているわけは、枯れることなく年中花を咲かせることと、藤の下に緋色の目をした鬼がいると噂されているからだ。 けれども一人娘の薄紅(うすべに)が藤に癒やされ病を克服した為、当主の蘇芳(すおう)も藤を無下に扱うことは出来ないでいた。 薄紅の前にだけ現れる鬼。藤の香に誘われてよみがえる、薄紅の知らない記憶の断片。薄紅に持ち上がった縁談話と、鬼に対する確かな恋慕。 やがて記憶は藤の香に引き戻され、薄紅は鬼が誰なのかを知る。 1ページ1300~1500文字で綴った短編です。 Twitter企画・第3回いっくん大賞にて「シナリオ構築部門」と「佳作」に選んで頂きました。 © 2020 月音
更新:2020/7/15
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西暦1867年、日本歴慶応3年。 近代時代を迎えつつあった日本には、未だ妖刀という怪奇的脅威が存在した。 古来より妖刀の存在は心に闇を抱える人間を魅了し、それを手にした人間は斬った人間を妖(あやかし)として手駒とし、自身も妖刀を介して特殊な術を操ることができた。 それに対抗すべく、江戸初期の幕府によって秘密裡に組織された壊刀団(かいとうだん)。 裏の新選組とも呼ばれた彼らが、最も激動した明治元年までの戦いの物語。その中でも、特に際立っていた闇を抱えた三人の物語――。 三人の主人公を軸に描く短編集となっております。 どの物語からでも楽しめますので、お好きな主人公の物語の更新をお待ちいただければと思います。
更新:2020/1/31
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番付屋にして女忍者。二美には二つの顔があった。ついでに口も二つあった。 ここは幕末と呼ばれる時代が訪れるよりもほんの少し前、19世紀中頃の江戸の町。ただの江戸ではなくて、妖怪たちが人間に混じって暮らしている、そんな江戸です。物語の主人公である二美もまた、二口女という大喰らいの妖怪でありながら普通に長屋住まいをして、普通に「見立番付」という、一種の情報媒体を取材作成する仕事をして暮らしておりました。しかし、そんな彼女にはもう一つの顔がありました。何と彼女は、妖怪である上に忍者でもあったのです。 ライトなノリのお江戸コメディとなっています。御笑覧ください。 使用している画像はフリーイラストです。
更新:2021/12/24
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